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カシャク

うすら寒い話でも読みながら死にたい
[つくづく]そう思う
境界は曖昧な方が良い

長く延びたレイルに反射した蛍光灯[ひかり]
刃に見えたんだ
逃げられる場所など無い気がして

食い縛る歯を痛め
その隙間から漏れ出づる
苦し紛れの真実を
伝えられたらと思っていた

空前絶後の悲しみも
断定された幸福も
手で掬った砂の様に流れてゆく
ただ一つこの身に残るのは
汚れた手だけであった

気味の悪い話でも聴いてはくれないか
ぱさぱさの汚泥が
虚構の皮膚を破りそうだよ

詰まる所じたばたと無い物強請りだろう
熟嫌になる
どうして的を射ないんだろう

指枷に憧れて
壊死した思考の抜け殻で
紛い物の温もりでも
ただ此処に在ればと望んだ

一世一代の試みも
「愛していた」の言葉も
砂に零した水の様に乾いてゆく
ただ一つ心に残るのは
少しの後ろめたさ

空前絶後の悲しみも
断定された幸福も
手で掬った砂の様に流れてゆく
ただ一つこの身に残るのが
汚れた手だけであったとしても

結んだ[くち]を緩め
その隙間から漏れ出づる
偽りの無い情欲が
許されないかと思っていた

作品の情報

作詞
Cosmos and Chaos [2017-01-13]
ライセンス
Creative Commons BY-NC 表示 - 非営利 4.0 国際
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