一屑の星
沈む太陽に背を向けて
昇り来る月に眼を向けて
歩き出す地上に君は
もう何処にも居ないから
涙はとっくに棄てて来た筈だったのに
君に似て居る人を見る度
また真実を突き付けられて
どうしようも出来ない
沈む太陽に背を向けて
昇り来る月に眼を向けて
仰ぎ見る夜空に僕は
まだ行けそうにないから
別れは何度も堪えて来た 慣れていたのに
君との別れの日は今でも
まるで昨日の事の様に
鮮やかに憶えてる
しがみついている未練とか
迫り来る明日の陽の光や
見たくないものは全て
何処かに置いて来たい
沈む太陽に背を向けて
昇り来る月に眼を向けて
歩き出す地上に君は
もう何処にも居ないけど
仰ぎ見る夜空に僕は
まだ行けそうにないから
その日まで僕は進んでみるよ
だからそこで待っていて