僕に夢が一つ
冷たい雨に慣れてたつもりでいた
本当はぬかるんだ土に立つ塔
光だけを見つめて 長い間
その裏に潜む魔物を
退治しようとしなかった責は
僕にある
此処に剣が一つ
取るか取らざるかは僕次第
もう体は冷え切ってる
そろそろ運動といきましょうか
夢はこの先に在る
進むか戻るかは重過ぎて
まだ考えたくなかった
それでも時間は待ってくれない
微温い感情に浸っていれば
きっと何処かへ辿り着くと信じてた
そんな甘い人生なんか
在り得ないと知りながらもずっと…
此処に魂一つ
捨てるか残すかは決まってる
もう誰にも頼らないで
どうにかしようとは思わないよ
僕に剣が一つ
君にも誰にでも一つずつ
もう独りに怯えはしない
例え、離れ離れになっても
僕に夢が一つ