僕は幸せが怖い
目の前に在る好機わざと見逃した
君に愛されて嬉しい筈なのに嫌われたい
そうか僕は幸せが怖い
今まで体験した事無い生活
食わず嫌いは損だと身を持って知る
踏み出したい 誰か僕の背中を押して
素直じゃない程不幸な性格は無い
口下手程疎ましい属性もなかなか無いよ
だって僕は幸せが怖い
駄目な僕でも吸える蜜はきっと無い
試してみる勇気も持ち合わせてない
けど覗きたい 君が僕の扉を開けて
そうか君の優しさが痛い
今まで経験した事無い愛情
清らか過ぎて汚してしまいそうだから
近付けない 君の許しを得るまでは
だって僕は幸せが怖い
今まで体験した事無い快感
手に入れる前から喪失に怯える
だからきっと 僕は独りで居たがるんだ