Cosmos and Chaos
Jacket

友情

結局、信じ弄ばれていたのは私
真実[ホント]の友情なんて結べる筈はなかった
今更なんで「好きだった」なんていう裏切り
そういう好意は一切君に求めていない

何も好きで女に生まれてきた訳じゃない
好きで自分の事が解らない訳じゃない
だけど世には下心満載の男達
そういう行為を実際安売りしたくない

理想より全然馬鹿な生き物で
甘ったるい言葉だけを求めている
だけどデリカシーの無い発言に
傷付いてしまうの
だからまだ叫ぶ

男と女の友情なんて
築けないと聞かされていたけど
君を心から慕っていたのは
私の目が曇っていたんだね
平気な顔して笑うしか出来ない

結局、皆そういう目で見ているんですね
純愛と同じくらいの幻想だったんですか
文句を垂れ眉根を寄せる癖に私も
友人の中に新しい男を探している

理想より全然駄目な生き物で
温かい身体だけを求めている
そんな赤子の様に下等な存在が
居なけりゃ淋しいの
水槽で喘ぐ

男と男の誓いなんかを
契りたいと憧れていたけど
こんな事なら腹を括って
大っ嫌いな彼女達と
陰口叩き合っていた方がマシだった

太い脚を指さして嗤う
化けた具合を物差しに使う
そんな関係を「友情」等と
呼びたくなかった願いが愚か

男と女の友情なんて
築けないと聞かされていたけど
君を心から慕っていたのは
私の目が曇っていたんだね
平気な顔して笑うしか出来ない