堕落星
増大するエントロピーを
止める術なんか知らない
僕達は、嗚呼、何処まで堕ちるのだろう
この惑星と共に…
"心の闇" なんていうありふれた言葉じゃない
真実の無音の闇がこの街にある
君への愛なんてとっくに消えた気持ちじゃない?
永遠の時間はきっとどの街にも無い
道に倒れた一輪の花を
踏んで歩き出したあの日から
未来は捻じれながら創られている
やり直せないとは知らずに
増長する堕落者達を
減らす術なんか知らない
君達は、嗚呼、何時から堕ち始めたの
この僕の様に
"愛していた" なんていうありふれた言葉じゃ無理
それ位真面目に生きた時もあったね
堕ちるとこまで一度堕ちてみたくなってきたね
あの星の光はきっともう届かない
増幅する幻聴の音
聴こえない振りは出来ない
この惑星は、嗚呼、何時まで廻るのだろう
いつか止まるのかな…
膨張する欲望達を
抑える技は持ってない
僕達は、嗚呼、愛まで落とすのだろう
過去の中に
知らないうちに…