有終の美
嗚呼 僕等は何処から来て
嗚呼 何処へ行くのだろう
僕は小さすぎて此処に居ても無意義ではないのだろうか
今日も西の空へ紅い陽が沈む
何もかも崩れ落ちる世界のなんと美しいことか
嗚呼 世界は何の為に
嗚呼 創られたのだろう
今夜東の空 蒼い月が昇る
全てを忘れて堕ちることは何という快楽だろう
嗚呼 世界は君が為に
嗚呼 創られたのだろう
もう誰にも止められない
この道を進むことを
嗚呼 僕等は何処から来て
嗚呼 何処へ行くのだろう
まだ答えは誰も知らず
永久にこのままだろう
小さな人間の力では真理には辿り着けない
僕等はこの地球で有終の美を飾ることは出来ない