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桜の季節が来る度に

覚悟を胸に刻めよと
桜散る日に言ったのは君で
初心を忘れる勿れと
月の砕ける夜に告げたのは僕だった

そうさ僕だったのに

躊躇ったまま受話器を取った
後悔だけが僕に過ぎった
零れた水が皿に戻らぬ様に
流した涙は消えない傷痕をなぞった

また春は巡り来るだろうけど
僕等のあの甘い日は夢の中

二人で歴史刻もうと
約束はいつの間にか忘れられ
意味の無い僕等の絆
縺れて解けてもう二度とは絡まない

なのに君はこうして

躊躇いがちに電話を掛けた
想い出ばかり頬を撫でてく
この眼で君を見ることはないだろう
それでも「声だけでも君にまた会えてよかった」

そうやっていつだって僕の心
傷付けてきたのは僕自身だった

狼狽えたまま受話器を置いた
寂しさだけが影を作った
壊れた皿で指を怪我する様に
逃した機会は癒えない傷を深く抉る

また春は巡り来るだろうけど
僕等のあの甘い日は夢の中

作品の情報

作詞
Cosmos and Chaos [2008-08-25]
Picture
Cosmos and Chaos
ライセンス
Creative Commons BY-NC 表示 - 非営利 4.0 国際
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