淡き
指先をわざと触れさせて
感じ取ろうとした貴方の想い
届かない事は知っていた
ただそれだけでも幸せだった
愛を理解するには短すぎた
もう一度だけで良い
その温もりをこの肌に
叶えばそれはそれで
また何度でも繰り返す
淡き君への恋と、終わらない苦しみを
貴方から何か貰う事も
優しい言葉を聴く事も無く
思い込みだとは知っていた
ただ願わずには居られなくて
次を考えるには早すぎる
もう一度だけで良い
その両腕を差し伸べて
束の間見えた夢は
ほら何度でも蘇る
遠き君への愛を、鮮やかに塗り替えて
どうしてなんて聴かれたくもないから
貴方にも聴かないでおくわね
もう一度だけで良い
その温もりをこの肌に
叶えばそれはそれで
また何度でも繰り返す
淡き君への恋と、終わらない苦しみを