犠牲
耳鳴りの様に離れない呼出し音
離れ業だろう 困難を極める作業
最早、何も無いね
君が居ないなら意味など無いね
そんな簡単な事
叶えられない僕は意気地無しで
君が心にも無い事を言うのをやめてくれるなら
この細い体など好きに使えば良いさ
飽きるまで
くらくら眩暈に譲れないこのポジション
それも業だろう 幸福は重なり合わぬ
寧ろ、全て満ちて
空きが無いのなら責められないね
そんな言い訳を以て
赦しを請う僕に価値は無くて
君が君の大事な物を傷付けないでくれるなら
この掠れた声など涸れるまで叫ぶさ
失おう
君と僕の二人が共に得られる物が無いのなら
迷う事なんか無く僕が全て捧げよう
命懸け
君が心にも無い事を言うのをやめてくれるなら
この細い体など好きに使えば良いさ
折れるまで
君と僕の二人が共に求める愛が違うなら
迷う事なんか無く僕が全て捧げよう
それで良いなら