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現代少年

子供の頃の夢の続きみたいに
現実を甘く見てる大人達を
白い眼で眺めているだけの僕等も
実は心で夢を視ているんだろう

仮想現実という世界に
足を踏み込んでも理性を保っていられる
そのことをまだ理解できる
僕等はこれでも救われている方なんだろう

もし僕がもうちょっと早くか遅くかに
生まれていたらこの世界は違う風に見えてたのかな
今お気に入りのCDもファッションも
好きになれなかったのかもしれないな

嗚呼、世界は冷静で、残酷で
式で表される法則というレールの上を走っているくせに
どこか不完全で僕等を惑わす
その瑕が一番尊いものなのだろう

そう、僕等は稚拙で、未熟で
この現実の全てを理解出来る程頭も良くないけど
やっぱりこの時代に生まれてきてよかったと
思えるから世界は美しいものなのだろう

人は生まれてくる時代を選べない
たとえ生まれた場所がどんな環境であろうと
僕等は生きなければならない
神なんて信じていないが運命は冷酷だ

僕等は大人が思っている程子供でなく
僕等が思っている程大人じゃない
それと同じく現代社会は
思っている程発展途上でも文明社会でもないのだろう