蝉捕り
都会の>夏は>陽射しだけ一丁前で
幼き>少年 眩しがり手を翳す
蝉捕りに行っておいで
蝉しか捕れないけどね
貴方に>故郷が>あるのなら
休みの>間に>帰りましょう
蝉は勘弁>してほしいけれど
飛蝗ならば>捕まえてあげる
冷房>の効いた>教室で学ぶより
流した>汗が>教えてくれるだろう
「夏休みに何をするの?」
「部活」とそれだけ言った
マセた>少女は>ライブだと
「長居公園に>来るんだよ」
短い夏を>満喫しなさい
この時間は>直ぐに過ぎて行く
塾では>宿題>しないでね
早めに>やって>しまいましょう
もしもいっぺん>やってみたけれど
解けないなら>教えてあげる
蝉捕りに行っておいで
貴方の捕りたい蝉を
貴方に>望みが>あるのなら
休みの>間に>叶えましょう
蝉は勘弁>してほしいけれど
飛蝗ならば>捕まえてあげる