asphyxia
ただあたしの
黙っていてくれないかしら
君の隣 夜の中に
聴こえるあの声に澄ませて
何バイトもの情報が
右から左へと抜けて行った
何ヶ月もの隔たりは
あたしを麻痺させるに足るだろう
貴方の傍でしか
苦しいんだよ
手を伸ばして
貴方の言葉より
欲しいんだよ
息をさせて
溢れる程
送って来てくれないかしら
そう願ったあたしはもう
この世の何処にも居ないから
あたしと君との間に
足りないものがあるとするならば
互いの生命の叫びに
耳を研ぎ澄ませる時間だろう
貴方の傍でしか
会いたいんだよ
吐息の下
貴方の存在で
此処に在るんだ
殺さないで
息をさせて
言葉なんか要らないけど
貴方の傍でしか
苦しいんだよ
手を伸ばして
貴方の傍でなら
過ごせるんだ
嫌わないで
貴方の傍でしか
会いたいんだよ
夜空の下
ただ手を取り合って
恋しいんだよ
息をさせて
君の息で