歌詞の書き方(基本編)

 大学の友人と話してたら「何にもないところから歌詞を作れるのが良く解らない」と言われたので、役立つかは知りませんが、自己流の歌詞の作り方とか、練習方法をまとめます。
 基本的に詞先の話です。

 長くなってしまったので基本編・発展編実践編と分けて書きます。

とにかく書いてみる

 歌詞を書いてみたいけれど、まだ一つも書いた事がない人は、とにかく何でも良いので書いてみること。
 まずは字数や全体の長さは気にせず、散文詩で構いませんので書いてみましょう。

 恥ずかしいとか、余計な雑念は捨てる。テーマが決まらないという人には、身近にある物について想像を膨らませてみる。
 ちなみに私が最初に書いた詩はビー玉がテーマでした。

 歌詞がすらすら書ける人というのは、何か与えられた物事に対して、ストーリーやイメージがすぐに出せる人なのかなと思います。
 この段階では語彙力はあまり関係ないかと。最近は聞き手の方が日本語ちゃんと出来ない中高生が多いので、凝った修辞よりはストーリーがわかりやすい、イメージがしっかり表現できている方が受けはいいかも。

 今日は空が綺麗だなあ、とか、道端に花が咲いてるなあ、とか、気になった事は脳内またはノートに記録しておく
 とにかくアイデアを出して形にする事。

 但し、アイデアを一曲に詰め込み過ぎない事。
 一曲あたり一つのメッセージやイメージを伝えられたら十分じゃないですか?
 多くても三つくらいに絞ってそこから肉付けしていく感じで。

二時間で書いてみる

 経験上、何週間もかけてちょっとずつ言葉を足していった歌詞の出来栄えはそんなに良くないです。
 だらだらやると完成の線引きのタイミングも見失うし。

 最初のイメージを忘れない内に一気に書き上げた方が良いです。大体数十分から数時間を目処に集中して書く。
 逆に言えば、そこまでのイメージがはっきりしておらず、何が作りたいのか、何を伝えたいのかはっきりしていない状態では、まだ詞を書くには早すぎる段階と言えます。

 もちろん、歌詞としてちゃんと歌えるようにする為の推敲には時間をかけて大丈夫です。

字数(音数)を揃える

 慣れてきたら、字数を揃えましょう。
 字数と(有声音の)音数は厳密には違うけど、最初は気にしないで良いです。次のセクションで説明します。

 最初は、一番と二番の各メロディー(サビとか)に対応する部分の全体で揃えられればOK。
 それにも慣れてきたら、後で曲を付けることを想定した揃え方をしましょう。
 とりあえず、頭の中で単純な仮メロディーを作って(無理なら各フレーズの音数をきっちり決めるだけでも良い)、それに合うように作る。
 慣れたら仮メロディー無しでも揃えられるようになります。

 作業としては、これまで文章毎に揃えていた音数を、文節毎、あるいは単語毎に揃うようにしていく感じです。
 自分で言葉を口に出してみたり、言葉の切れ目に目印を入れてやってみると良いです。

 なお、この作業は一気に書き上げて字数めちゃくちゃのやつを、後から編集するという流れでもOKです。
 此処では言い換える文章力・語彙力が必要になってくきます。

 また、作曲する側の技量で、少々の字数・音数のズレはメロディーを作る時点でどうにかできます。
 どうしても捨てたくない言い回しは残して大丈夫です。
 もちろん、誰が作曲するか、何処に提供する楽曲なのかで事情は変わってきますが、趣味レベルでなら問題無いでしょう。

チート:既存曲の替歌を作る感じで歌詞を書く

 仮メロディーが思い浮かばないような場合は、既存の曲に合わせて歌詞を作るとやりやすいです。
 内容やコンセプトをパクっちゃダメだけど、単に音数を揃えるツールとしてなら使って良いと私は思いますし、プロの方もよく使っているテクニックです。

 その後付けるメロディーが音数揃えるのに使った曲と似ない? と思いますが、言葉の発音より音楽の方が自由度が高いので全然どうにでもなります。
 例えば日本の民謡や昔の曲の歌詞なんて、だいたい七五とか五七とかで文節が区切られていますよね。

韻を踏んでみよう

 ここまでできれば、後から曲を付けるにしてもあまり困りませんが、ステップアップしたい方向けに。
 やっぱり歌なので、韻を踏んでみましょう。
 一番と二番で踏んでも良いし、同じメロディーにしたい所を踏んでも良い。歌詞の一番伝えたい所を繰り返しても良い。

 韻を踏む事で自然と音数が揃います。
 日本語は全部有声音だと思われがちですが、たまに無声音の発音の方が自然な事もありますし、「~ない」「~たい」の「い」の発音って、独立してるというよりは前の音の最後にくっついてる感じですよね。
 こういう音や、長音(ー)・促音(っ)・撥音(ん)を一音として数えると不自然になる事もあるので、韻を踏む事で一番と二番の発音の構造を揃えると作曲する時に楽です。


 という事で基礎編は此処まで。今回説明した事に気を付けながら二十曲とか三十曲とか作っていけばかなりコツを掴めると思います。
 発展編では、歌詞の内容をさらに作り込む事と、実際に曲を付ける事を想定した歌詞の書き方を掘り下げる予定。

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