acousticsamplesのギター音源まとめてレビュー(Sunbird/GD-6/Telematic/Strategy)

acousticsamplesのギター音源の使い方・レビューのまとめです。

使用方法

多くの機能が各音源で共通なので、まとめてポイントのみ説明します。

動作にはUVI Workstation(無料)が必要

この記事で紹介している音源の動作には、無料のVSTプラグイン「UVI Workstation」が必要です。
Kontaktのようなシステムだと思っていただければ。

その為、動作環境などはUVI Workstationに準じます。
購入前にUVI Workstationの動作確認を行っておくと安心です。
VSTなどの一般的な形式には対応しています。

大きく分けて4つのモード

ギター音源を買う時に気になるのが、単音で弾けるのか、コードやフレーズでしか弾けないのかという点。
折角気に入った音源があっても単音が鳴らせない(或いは単音はオマケなので使いにくい)ので諦めた…という事も私はあります。

その点acousticsamplesの音源は、以下の4つのモードを搭載しているので安心です。

  • Solo(単音)
  • Chord(コード弾き)
  • Patterns(フレーズ弾き)
  • MIDI Guitar(別のMIDIギターコントローラーを使うときに使用)

以下では例としてSunbirdの画面で説明します。

Soloモード

シンプルに単音モードです。

F#5の黄色の鍵盤はミュートの切り替え、それより上の緑の鍵盤はモードの切り替えです。
こちらはどのモードでも共通です。
これによって、一つのトラックで複数のモードを切り替えて使う事が出来ます。

モード切替の信号は、Chordモードへ切り替える場合、音程指定のノートよりも早く送る必要があります。
(同時だと切り替わる前に音が鳴ってしまったり、上手くいかないことが多いです。)

白い鍵盤が実際の音を鳴らす部分。

F0の赤い鍵盤は押している間だけミュートになるスイッチで、その上の黄色の鍵盤はレガートモードの切り替え。
青い鍵盤はフレットノイズなど実際のギター演奏で入ってくる摩擦音・打撃音を鳴らす部分になっています。

最後に、D#1は押している間だけハーモニクス成分のみ鳴るようになります。

この辺りの説明は公式サイトからダウンロードできるマニュアルにも記載されています。
他にもいくつか設定できるパラメーターがありますが、一先ずは鍵盤の使い方だけわかれば演奏できます。

Chordモード

和音を鳴らすモードです。

コードの指定と音を鳴らす指定が別のノートに割り当てられるギターモードと、鍵盤を一つ指定すればコードが鳴らせるピアノモードがあります。
MIXED MODEをオンにすると、緑の鍵盤でモードを切り替えなくても、Chordモードだけで単音も鳴らせるようになりますが、一つの鍵盤上にコードのトリガーと単音のトリガーを割り当てるために音域が狭く、またピアノモードになってしまいます。

黄色と緑の鍵盤はソロモードと同一なので割愛。

C4、D4の赤い鍵盤はアップ・ストラムとダウン・ストラムの切り替えです。
それぞれ半音上はそのミュートバージョン。
UP / DOWN TRIGGERの設定によって挙動が変わるので、詳細はマニュアルをご覧ください。

その上の薄い青色の部分も奏法指定に割り当てられていますが、量が多いので説明は割愛。
濃い青色の部分はパッと見た感じマニュアルに無いのですが、恐らくノイズ等を鳴らす部分になっています。

なお、赤い鍵盤または薄い青色の鍵盤のいずれかを指定しないと音が鳴りません。
コード指定のノートを置きっぱなしにして、こちらの奏法ノートでリズムを作るという使い方が出来ます。以下参考。

コードはもちろん編集できますが、鳴らしているノートに対する編集となるので、少し操作が難しいかも。
言葉で伝わるか怪しいのですが、要はコードの指定はノート1つずつに行うこともできるし、複数のノートの組み合わせにもできるようになっています。
操作順としては以下の様になっています。

  1. 割り当てたいノートの組を押さえる(例としてC1、E1、G1を同時に押さえる)
  2. 押さえたのはCメジャーコードなので、それに対応するギターの押さえ方がVoicingのプルダウンに表示される
  3. 押さえているノートに割り当てたいギターの押さえ方を選択するか、自分で編集する

わかりにくいのであまりやらないとは思いますが、こうするとCメジャーの押さえ方をしていてもDメジャーが鳴らせたりします。
どうせコードを弾くならコードモードである必要は無いのでは? とも思いますが、上記のようにリズムごとに何個もノートを置くよりは奏法ノート一つでフレーズが作れる点がメリットでしょうか。

しかし、コードモードに限らず、コードやパターンの編集した結果はエクスポートしておかないと次回立ち上げ時に消えてしまうのが厄介です。
ノートに対するVoicingの割り当ても、UVI Workstationで同じチャンネルの楽器を違う物に変更するだけでリセットされてしまうので、活用が難しいですね…。

私は毎回5個、6個とノートを置くのが面倒なので、3個くらい置いたら全部鳴らしてくれるのは楽と言えば楽。
しかしカスタマイズはリセットされてしまうのでデフォルトの割り当てでどうにかする、という感じですかね。
あとはストラムのアップダウンが自動で行われるのは良いと思います。

Patternsモード

決まったフレーズを鳴らし続けてくれるモードです。

使い方は簡単で、白い鍵盤で音程を指定し、赤い鍵盤でパターンを指定。
パターンは上部のプルダウンからプリセットを選択しても良いですし、自分で作成する事も出来ます。

打ち込まずに、あるいは鍵盤で2つ同時に押せない状況でパターンを確認したい場合は、上部の大きな鍵盤が赤い鍵盤の抜き出しになっていますので、ここをクリックするとリズムパターンだけ選択された状態になります。
この状態で白い鍵盤を押せば、ノートを置かずにその場で音色を確認できます。

各音源ごとのモジュール

鍵盤のすぐ上に見えるPreferences | Microphonesと書いてある場所をクリックすると、各音源に固有のモジュールが現れます。
Sunbirdの場合はリバーブやEQ、マイクの位置などを此処で設定できます。
エレキギターだとストンプ(FX)やピックアップの位置設定が入っていたりします。

MIDIコントローラーの割り当て

各パラメーターにはコントローラーを割り当てられます。
ノブやスイッチの上で右クリックすると、以下のような設定画面が出てきます。

SONAR(Cakewalk by BandLab)のCakewalk Control Surfaceを使ってハードウェアに割り当てる場合は、上図の様にHostを設定するのが正解。
オートメーション等で使う場合は逆にMIDI CCを割り当てます。

これらの設定もやはりプラグインを立ち上げ直したりすると消えてしまいますが、DAW側の設定が残っていればHostを設定し直すだけで使えるようになります。
(なお、DAWのプロジェクトに保存されるパラメータについては再起動しても大丈夫です。)

音源で共通のパラメーターについては自動的に他の音源でもDAW側設定が流用されるので、そこは便利です。

音源の紹介

Sunbird based on 1962 Gibson Hummingbird

対応OSWindows / Mac (64bit)
定価 129 EUR
おすすめ度
★★★★★
音質・音色★★★★★
機能性★★★★★
動作の軽さ★★★★☆
Sunbird

ギブソンのハミングバードをサンプリングしたヴァーチャルアコースティックギター音源。

ハミングバードをサンプリングした音源だとKontakt用のProminy Hummingbirdが有名ですが、こちらは結構お高め。
予算、音質、使いやすさのバランスを取るならSunbirdという選択肢があります。

詳しい人が聴くとリアルさがあと一歩、という感じだそうですが、ギターメインの楽曲でなければ十分な音質。

GD-6 Acoustic Guitar based on Guild D-40 custom edition

Guild D-40をサンプリングしたヴァーチャルエレクトリックアコースティックギター音源。

ググった所、GD-6サンプリングのVST音源はこれくらいしか無いっぽいです。
エレアコをDTMで使う、というのも結構ニッチな感じがしますしね。

定価は€129。

Telematic V3 based on Fender Telecaster

フェンダーのテレキャスターをサンプリングしたヴァーチャルエレキギター音源。

同じくテレキャスターからサンプリングで有名なのだと、Kontakt用のElectri6ityでしょうか。
ただこちらは8種類もエレキが入っている所為でかなりお高いです。

あとはAmple SoundのAGTCは同価格帯だし比較対象になりそうですね。

V3を買うと、旧版のV2や、音色を一部に絞ったライトバージョンも含まれています。

定価は€119。

Strategy based on Fender Stratocaster

フェンダーのストラトキャスターをサンプリングしたヴァーチャルエレキギター音源。

此方も競合はAmple soundのAGSCElectri6ity

Telematicと違ってFX入ってないのに最初からエフェクトかかった音がする…? と思ったら、画面右側にFX専用のメニューがありました。
10種類のエフェクターが搭載されていますので、これだけでそこそこ音作りできます。
マイクの位置も此処で変えられます。

定価は€129。

使用感

実際のギターの音色を再現する音質・機能が揃っている点では、他のギター音源に勝るとも劣りません。

マニュアルやインターフェースもわかりやすく、本物のギターの知識が無くてもある程度打ち込めるようになっています。
ギターに詳しい人やより高級な音源を使っている人からしてみると、音の再現性がもう少し…という意見もありますが、価格面や打ち込みの簡便さのバランスは良いと思います。
総合音源や無料のギター音源から、もう一歩踏み込んだ音作りがしたい人に向いていると言えるでしょう。

コードモードは使いにくいと個人的には思いますが、ソロモード・パターンモードは使いどころがありそうです。
逆にこの音源を使う時はほぼコードモード、と言う人も居る(寧ろギターに詳しい人はこちらの方が多い)ので、何かしらの活用方法は見出せるでしょう。

細かい編集を行おうと思うとMIDIコントローラーが無いと不便ですが、それはどの音源もそうですので。

セール情報

Acoustic Samples Guitar Bundle

「4-in-1 Guitar Bundle」という名前で販売される事もあります。

この記事で紹介した4本のギター(Sunbird/GD-6 Acoustic Guitar/Telematic V3/Strategy)がバンドルになったものが時折セールになります。
この4本のバンドルはセール時にしか出て来ないセットです。

83%OFFというのが最安の模様。
ギター1本の定価よりも安い破格のセールです。

購入したライセンスキーはacousticsamplesのサイトで、iLokのアカウントIDと共に入力・送信する必要があります。
(そうすることで直接iLokアカウントにライセンスが付与される仕組みです。)
アカウントIDを間違ってしまうと、最悪ライセンスを取り戻すために費用などがかかる事がありますので、入力時はミスの無いようご注意ください。

AS Guitar Collection

Strategy以外の3本(Sunbird/GD-6 Acoustic Guitar/Telematic V3)が入ったバンドルは常時販売されており、バラバラで買うよりは安くなっております。

Amazon等代理店の販売価格はあまり安くない事があります。
ご購入前に公式のバンドル定価をご確認ください。

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