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AUTOMATIC1111をGoogle Colabで使う覚書

Google Colabで、各種ライブラリをGoogleドライブに保存して使う時に結構ハマったのでメモ。

AUTOMATIC1111 + Google Colaboratory + GoogleドライブでWeb UI

ポイントまとめ

  • 色々ダウンロードするのでGoogleドライブの残り容量に注意
  • Googleドライブアプリを使って同期していると、OSによっては改行コードが勝手に変更されて面倒(下に対処法あり)
  • 1回やればいいコマンドと毎回叩くコマンドがあるので前者は2回以上叩かない

ControlNetのWeb UI起動方法

AUTOMATIC1111 Web UI
  1. 以下のページでv2.0ブランチに切り替えてから「control_net_webui_colab.ipynb」を自分のGoogleドライブにコピー
  2. 最初にGoogleドライブをマウントするコードを追加
    from google.colab import drive
    drive.mount("/content/drive")
    %cd "/content/drive/My Drive/好きなフォルダ名"
  3. !git clone -b v2.0 https://github.com/camenduru/stable-diffusion-webui
    で始まるコードの行の塊について、!git cloneで始まる行の後ろにダウンロード先ディレクトリを指定(以下は例)
    !git clone -b v2.0 https://github.com/camenduru/stable-diffusion-webui "/content/drive/My Drive/好きなフォルダ名/stable-diffusion-webui"
  4. !wget!aria2cで始まる行も同様に指定
    基本的には場所の指定があるコマンドについて、ダウンロード先を/content/drive/My Driveに書き換えてダブルクォートで括るだけ
  5. !sedの行はパスにスペースが入っていると上手くいかないので、叩かずに手動でファイルを書き換える
    launch.pyの
    def prepare_environment():
    の一番最初に以下を書き込む。
    os.system(f"""sed -i -e "s/dict()))/dict())).cuda()/g" '/content/drive/My Drive/好きなフォルダ名/stable-diffusion-webui/repositories/stable-diffusion-stability-ai/ldm/util.py'""")
  6. cloneしたWeb UIのリポジトリのディレクトリに移動してからスクリプトを起動
    %cd "/content/drive/My Drive/好きなフォルダ名/stable-diffusion-webui"

パスを書き換えたコマンドは全部1回だけ叩けば良いやつ。

スクリプトの起動時にエラーが出た場合

Couldn't checkout commit 5b3af030dd83e0297272d861c19477735d0317ec for K-diffusion.

と出た場合は以下の方法で対処。

  1. ローカルにGoogleドライブの中身を同期
  2. cd "G:\マイドライブ\好きなフォルダ名\stable-diffusion-webui\repositories\k-diffusion"
  3. とりあえず今ある変更を全てコミット
  4. git checkout 5b3af030dd83e0297272d861c19477735d0317ec
  5. 再度スクリプトを起動

Posexのインストール方法

カラフル棒人間をブラウザ上で作れるPosexのWindowsへのインストール方法です。
こちらのWeb UIでは利用できます。

  1. gitをインストール
  2. pythonをインストール
  3. git/python/pipのpathが通ってなければ通す
    Google Cloud SDKが入っているとpythonコマンドがgcloudに同梱されているpythonを向いてしまっているので、諦めて絶対パスでコマンドを叩く(解決方法があれば知りたい)
  4. Posexをインストール
    git clone https://github.com/hnmr293/posex.git
    pip install -r requirements.txt
  5. 実行して表示されたURLにアクセス
    python app.py

このページのサムネイルを作るのに使ったネガティブプロンプトは、以下の記事を参考にしています。

Sophia

DTMとかやる人。