Cosmos and Chaos
Eyecatch

文学好きもそうじゃない方も! 『文豪とアルケミスト』を始めよう

 本日は『文豪とアルケミスト』というゲームの紹介です。

 『文豪とアルケミスト』は、『刀剣乱舞-ONLINE-』と同じく、DMMが提供するオンラインゲームです。略して『文アル』。
 一応、女性向けではありますが、私の周囲では文学好きの男性でも楽しんでプレイしている方も居ます。

文アルってどんなゲーム?

 錬金術師[アルケミスト]である特務司書(プレイヤー)の力で転生した文豪達が、文学の世界を破壊する侵蝕者(敵)と戦うシミュレーションゲームです。
 艦これやとうらぶ同様、ソロプレイのゲームですが、システムは全く異なります。

音楽が素敵!

 とにかくびっくりするのがBGMです。まずはPVをどうぞ。

 どうですか? このPVに使われているのはPV用の新曲ですが、ゲーム本編でもオーケストラを多用した迫力ある美しい音楽がたくさん使われています。

 私はとうらぶのBGMは苦手でいつもミュートにしているのですが、文アルは始めてからずっとBGMありでプレイしています。
 文アルはシステムが重めなので、キャッシュが端末に無いと読み込みも少し時間がかかりますが、音楽を聞いているとそれほど苦ではありません。寧ろ曲が終わるまでに読み込みが終わると残念。

 ちなみにサントラCDの発売が決定しています。

美麗な背景と統一感のあるキャラクターデザイン

 PVやCDジャケットにも見られますが、綺麗なのは音楽だけではありません。ゲーム画面の背景及びキャラクターも凝っています。

 まずは背景。

 光が差し込む感じが良いですよね(現実の図書館ではありえませんが)。
 実はこの背景、ログイン時間によって変わるんです。どのように変わるのかは、プレイしてからのお楽しみ。

 この画面はゲームの本拠点(図書館)の画面のUIを非表示にしたもので、立っているのは私の初期文豪の「織田作之助」です。
 ゲームにはもう一つ、司書室という画面があり、そこでは部屋の模様替えを行うことができます。

 クリックするとキャラクターが喋ってくれるのはよくあるものですが、図書館と司書室で台詞が違うのもポイント。
 文アルは台詞数もそれなりにあり、何よりベテラン声優さんの割合が多いのも嬉しい限り。もちろん若手の売れっ子さんも居ますよ。
 オダサク(織田作之助)は大阪出身の作家でしたが、こちらは小野坂昌也さん(出身地同じ!)が演じられています。関西弁も完璧です。

 キャラクターデザインは、和装・洋装の別やショタ~オジサマまで幅広いです。しかし、イラストレーターさんの名前が非公表で、絵柄のタッチをできるだけ揃えた作画になっているので、和装と洋装のキャラクターが並んでいても違和感が少ないです。

で、肝心の戦闘は?

 とうらぶと同じく、部隊を結成して出撃させたらあとは運任せです。
 しかし、武器種によって攻撃回数や威力等に違いがあり、進行ルートの確率をある程度調整できます(ヒントはプレイ画面に出てきます)。クリック回数も必要最低限に抑えられているため、とても遊びやすいと感じました。

 資材に当たるものには「洋墨」と「食糧」、各種「魂」と「歯車」があり、以下のような関係となっています。

名称消費場所入手方法
洋墨キャラクター作成、修復ログインボーナス、クエスト、戦闘等
食糧戦闘ログインボーナス、クエスト、戦闘等
キャラクターの強化、台詞や衣装の開放戦闘、イベント、キャラクター作成重複時
歯車キャラクターの強化、台詞や衣装の開放戦闘(1日当たりの取得上限数あり)

 イベントの時は洋墨と食糧のどちらかが枯渇しかかることが多いです。

お財布に優しい

 こういったゲームのキャラクターの入手は、実質的にガチャと同じです。
 しかし文アルの場合、イベント時はトライ回数が増えるごとに入手確率も増え、一定回数以上で必ず入手できるなど、かなりお財布に優しいシステムのことが多いです。

 今のところ、プレイヤーの心情を踏まえつつ、お互い損をしないアイテムリリースをされているので、安心して遊ぶことができます。

見どころは文豪同士の「関係性」

 此処までゲームシステムの紹介をしてきました。「で、一体何を楽しみにプレイしたら良いの?」という人も多いはず。
 このゲーム、よくある歴史キャラ物と大きく異なるのは、「史実に基づいた上で、史実で関係を持たなかった・持てなかった文豪達が出会った時どうなるのか」という点を重視している事です。

 史実ネタは本当に細かすぎて脱帽するレベルなんですが、そうではないところも楽しめます。
 正直、私もそんなに詳しくないので史実なのか創作なのかわからない点も多いですが、「えっこれ史実だったの」というネタもちらほら。ていうか文豪ご本人のキャラが濃すぎでしょどう考えても。
 オダサクもゲーム始めるまで知らなかった文豪の一人ですが、なんだか好きになってしまったので著作を読んでみたり、歴史を調べたり…。
 あと、たまたま寄った博物館に、このゲームに登場する文豪(実在の方)が遺した言葉なんかが飾ってあると「フフッ」ってなります。私が見たのは萩原朔太郎のコメントだったのですが、「ちゃんとゲームのキャラはモデルの人格に沿ってるんだなあ」と感心しました。その「フフッ」ってなったコメントは確か江戸東京博物館。


 以上、簡単にですがゲーム『文アル』の紹介でした。
 興味を持たれた方はぜひ登録を!

 オフィシャルブックも発売されています。

 1周年記念読本の方、Amazonだと低評価が目立ちますが、過去に各種雑誌のみに掲載された情報の再録などもありますし、個人的にはとても読み応えがありました。

Sophia

DTMとかやる人。