フラべリック錠の副作用について
これまで体調不良のせいだと思っていた「音感が狂う」という症状が、実は処方されていた咳止めの副作用だということが判明しました。
後に必要になるかもしれないので自分の為にメモっておきます。
2017年追記:当時実況で書いていたのですが、数年経ったので読みやすく過去形にしてまとめ直しました。
症状のまとめ・経過の実体験
- 台風過ぎて急に寒くなった頃から持病の喘息が酷くなる
- 病院に行ったのは火曜日(10月28日)で、その日の昼から処方されたフラベリック錠を飲んでいた
この時すでに喘息が出始めてから2週間程度経っており、体調の悪さの山は越えている - 翌日朝から全ての音が半音と少しくらい低く聞こえる。昔から体調が悪いとよくある症状だった&いつもなら1日程度で治まるため放置
- 音が低く聞こえる症状が長期間に渡ったので心配になり、だんだん気分が悪くなってきたのもあって調べたところ、薬の副作用と発覚したのが10月31日(金)
- その後11月8日(土)朝までフラベリックを服用し、次に受診した際に薬を変えてもらう
- 服用中止後、徐々に快復し、11月11日(火)の時点で完治
逐一Twitterにぼやいてたもの
サブ垢(現在は削除済み)で呟いていたため、リンクは切れています。
音がかなり低く聞こえるので自覚ないけど具合相当悪いのかもしれない
2014, 10月 29
今日も音が低いし気持ち悪い
2014, 10月 30
絶対音感は無いし全ての音が低くなっているので普段とどれくらい低いかはちょっとわからないけど昔この状態でピアノ弾いててドを押したつもりがシが鳴った気がしてあれ押し間違えたかと思ったらちゃんとドを押してたので半音以上下がってるのは間違いない
2014, 10月 30
なんか全体的に低くなるのもあるが心なしか高音部低音部共に聞こえづらくなっているので具合悪い時に頭に響く周波数を自動で調整してるんじゃないか仮説。まあ単に聴力バグるくらい体調悪いだけだと思うが。
2014, 10月 30
ルークの声がアンニュイな感じに低くなってHIWAIですね 男声曲作りたいなとは思うんだけど中々できてない
2014, 10月 30
風邪薬「フラベリック錠」と絶対音感の関係 - Tosikの雑記 - https://t.co/EXGCgEAsKG あんまりにも気持ち悪いので調べたら薬の副作用だったことが判明。こんなんもらった紙に書いてないぞおい
2014, 10月 31
咳あんまり治まってないけど出張あるから二週間分貰ってきてしまったんだが
2014, 10月 31
実際フラベリック飲まなくても風邪で音感狂うこともあるらしいね昔は一日だけ半音下がったりって感じだったからそうかも とりあえず効いてないし次行った時に薬の種類変えてもらおう
014, 10月 31
音楽聞き続けてると気持ち悪くなってくるけど聞かずに都会の喧騒直に耳に入れるのも辛い しかし勿体無いので薬は飲む。多分飲まないと咳治らないし
2014, 10月 31
意外と慣れないものなので絶対音感持ちさんがお怒りになるのがよくわかった。好き好んで音楽聞いたりする気分にならないし仕事や生きがいにしてる人には致命傷である。 色んな音が雑音ではなく新たな音として認識されるので気が散ってしょうがない
2014, 10月 31
そもそも絶対音感があることも初めて知ったからな
2014, 11月 1
僕のいとこなんかはヘルツ単位で調律できるけど僕はそもそも調律自体ができないので無いと思ってた 何となく高さわかるのは絶対音感じゃないと思ってたがそれすらできない人のほうが多いと知ってショックを受けている…
2014, 11月 1
フラベリック錠の副作用について
下で紹介するtosikさんの記事では製薬会社が認めた事になっているみたいですが、私が貰った薬の説明の紙にはこの副作用については書いていませんでした。
元々、風邪や疲労で一時的に音感が狂う体質だったので、まさか副作用だとは思わずにこれまでも何度か放置していました。今までの経験では薬を飲むのをやめたらいつの間にか治っているのでそんなに心配していません。むしろこの薬を飲んでも止まっていない咳の方が心配です。咳も止まりました。
今回は特に体調が悪いからか音のずれが大きく長期間に渡り、気持ち悪くなってしまったので調べたところ副作用と発覚。というか自分が絶対音感持ちという事も初めて知るという…(「なんとなく音の高さ判る」程度では絶対音感ではないと思っていたら実はそれすらできない人の方が多いらしいです)。
この副作用は絶対音感が無い人には気付きようがない事と、絶対音感があっても(私のように)体調などの他の要素と複雑に関連して起こったり起こらなかったりするものなので、広く認知されるにはまだまだ時間がかかりそうです。
また、「自分は絶対音感があるから絶対処方してもらわないようにしよう」と予め「フラベリックはやめてください」と言うほどの物でもないと思います。そんなに強い薬ではないので体調が良くなり飲むのをやめたら多分治ります。絶対音感が強すぎて日常の音でもずれると気になって仕方なく気分が悪くなってしまう人や、音を扱う仕事をしている方等は気を付けた方が良い程度です。
それ以外の人はとりあえず処方されたら飲んでみてまずは風邪や咳が止まるのを待ってみても多分大丈夫です。これ以外には特段眠くなる等の副作用が無いのでまずは安静にして体調を良くするのと、そもそも病気にならない事が大切ですね。
あと、絶対音感は狂いますが相対音感は狂いません。でも全体的に軽い難聴みたいになってしまうので無理は禁物です。
人と喋る時に自分の声が風邪気味っぽくなって一生懸命声を出してしまい、元々の病気を悪化させてしまう可能性もあるので注意です。
とりあえず私は貰った分は咳が止まるまで飲んでみようと思うし、それで止まらなかったら薬を変えてもらうという事にしたいと思います。途中で変えてもらいました。お医者さんの反応としては「あーやっぱりそうですか…」という感じだったので、お医者さんの間でも噂は認識されている様子。代わりに粉薬を処方されました。
なんかこの副作用医者に言ったらまともに相手してくれなかったという意見が散見されますがそういった医者は信頼できないのでかかりつけ医を変えた方が良いかと。
音が低く聞こえている間の対症療法
とにかく音楽を聴くと余計に気分が悪くなってしまうので、できれば静かな場所で安静にしているのが吉。
私は体調によっては音がずれてても全然音楽聴けるタイプなので「これはトランスポーズしてみた音源を聴いているんだそうなんだ」と思って割り切って聴いてます(これはこれで面白い時もある)。ずっと聴いてたら慣れるかと思いきや慣れない。
基本的には「この音が鳴るはずだ」という期待とは違った音が鳴ることが精神的に苦痛という事なので、どうしても何か聴いていたいという場合は聴き慣れない音楽とか初めて聴く曲とかなら案外辛くない。
あと流石に容赦無くずっと聴き続けてると多少は慣れる。でも、音楽を仕事にしている人とかはあんまりこの低い方に慣れない方が良いと思います。DTMは視覚でも音の高さ確認できるから良いけど、割と人の声とかはアンニュイに聞こえてしまうので調声とかは控えた方が良いかも。
代替薬
上述の通り、咳が酷かったり長く続く時は、まずはかかりつけのお医者さんや薬剤師の方に相談してみてください。
粉薬など、少々不便になりますが咳止めの薬は他にもあります。
市販の薬であれば、私はアネトンの咳止めをおすすめします。錠剤タイプとシロップタイプがあります。
これを書いている時の価格だと、シロップタイプはドラッグストアよりもAmazonの方が安いですね…。
【指定第2類医薬品】アネトンせき止め液 100mL ※セルフメディケーション税制対象商品内容量:100ml…
風邪の引きはじめや、直りかけの時は浅田飴を使っています。
【指定第2類医薬品】浅田飴せきどめCL 36錠 ※セルフメディケーション税制対象商品内容量:36錠…
特にアネトンのシロップは良く効くのですが、濫用厳禁のお薬なので、良くならなければ病院へ行きましょう。