Webサイトの更新情報をキャッチアップする方法
Webサイトの更新情報を、自動でキャッチアップする方法をまとめています。
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まえがき(読み飛ばしてOK)
SNSに投稿していた作品も、このサイトに移転する事にしました
SNSの発達により、個人のサイトやブログを持たないで活動する人も増えてきました。
しかし、SNSやその他のプラットフォーム上で活動するには、そのプラットフォーム上での決まりに従う必要があります。
中には利用者を困惑させる仕様変更を突然行うサイトもあり、ユーザーの一部はそれに強く反発して、個人サイトに移転するという事態にもなりました。
Qiitaのプロフィールページ仕様変更騒ぎや、Pixivのオリジナル作品自動応募問題等は、記憶にある方も多いと思います。
実は私もそれらの問題で離脱した一人です(このサイト自体はPixivより歴史が長いですが)。
そこで心配になったのが、特に若い人はサイトの更新情報のキャッチの仕方を知らないかも? という事です。
個人サイトはSNSの様に「フォローしていれば更新通知が自動で受け取れる」というものではありませんので。
アンケートを取ってみた
サイトの更新情報ってどれが皆チェックしやすいやろか
— 年末には新譜を出したいSophia (@CosmossoahC) December 22, 2020
Twitter上でのアンケートなので、Twitterが多くなるのは解るのですが、意外と「サイト上に新着記事欄があればOK」という人も居ますね。
ただ、今後個人サイトに移転する人が増えると、当然自分がキャッチアップしたいサイトの数も増えてきて、それらを毎日とか毎週とかの頻度で一つ一つ巡回するのは結構大変です。
まあ、個人サイト全盛期はそれが当たり前だったのですが…。
また、RSSにほとんど票が入らなかったのは驚きです。
かなり衰退したとはいえ、未だにリーダーサービスは多く存在しますし、私も使っています。
ただ、最近ではRSSの代わりにTwitterアカウントを設置して、そちらを運用していく企業やブランドも多いので、仕方ないのかも。
Webサイトの更新情報をキャッチアップする方法
サイトの運営者さんがTwitterアカウントを持っていて、サイトを更新する都度ツイートしてくれるのであれば、Twitterでフォローするのが一番楽ですよね。
ただ、企業やブランドのサイトの様に組織的に運用しているならともかく、個人運営のサイトだと、それに重ねてTwitterの運用をするのは結構負担です。
なので、以下では運営者の方に「Twitterで宣伝して!」とお願いする以外の方法を紹介します。
RSSフィードを購読する
RSSフィードとは
Webサイトの更新情報を配信する規格の事です。
正確にはAtomなど、いくつか種類があるのですが、この記事ではまとめてRSSと呼びます。
閲覧者側は一度リーダーに登録してしまえば、以降は自動で更新情報を受け取れます。
ブログシステムを利用しているサイトであれば、配信している事がほとんどです。
RSSリーダーで通知を受け取る
RSSを購読するにはRSSリーダーというものを使います。
ブラウザの機能として搭載されているものもありますが、Webサービスを利用する方がスマホでも確認できるのでおすすめです。
私が利用した事があるサービスをリストアップしておきます。
どれも基本的な機能は無料で利用できます。
使い方は、フィードのURLを登録するだけ。
そうすると更新があれば、購読リストの中で更新があった事が解るように目立つ表示になったり、新着一覧ページに表示されるようになります。
「サイトを見に行くのと何が違うんだ?」と思うかもしれませんが、リーダーを使用すると以下のメリットがあります。
- 一つ一つ巡回しなくても、1回アクセスするだけでどのサイトに更新があったか確認できる
- 自分がどのコンテンツまで読んだか記憶しておける
フィードのURLは、配信しているサイトであれば、サイドバーやフッターなどからリンクされていると思います。
私のサイトだとフッターメニューの一番下にあります。
「RSS」「Atom」「フィード」といった文字列が見当たらないサイトもあるかと思います。
その場合、Wi-Fiのマークを斜めにしたようなアイコンがあれば、それがRSSフィードのマークです。
File:Generic Feed-icon.png - Wikimedia Commons
フィードのURLがわからない場合でも、大抵のリーダーは自動的にRSSを見つけてくる機能を搭載しています。
試しにこのページのURLをRSSリーダーに入力してみてください。
自動的にフィードが登録されるはずです。
メールで通知を受け取る
RSSリーダーにアクセスするのもめんどくさい、忘れてしまう、という人には、RSSフィードの情報をメールに変換して送付してくれるサービスがおすすめです。
私もメールボックス以外はすぐほったらかしてしまうので、大変重宝しています。
Free realtime RSS and Atom feed to email service. Get your favourite blogs, feeds, and news delivered to your inbox.Get RSS and Atom feeds from your favourite websites and blogs sent to your email account in real time, for free.
英語のサービスですが、RSSのURLを入力して、受け取る頻度を設定するだけなので難しくないですよ。
勿論日本語サイトも登録できます。
他にも同様のサービスがあるかもしれませんが、このサービスはメールに広告が入る代わりに、
- 無料プランでも購読数が無制限
- 配信側が対応していればリアルタイム通知も可能
なのでありがたいです。
番外編:Twitterの更新をRSSで受信する
Twitterで新規投稿があったらRSSに変換して配信してくれるサービスを使うとできちゃいます。
サービスの都合で配信が一時的に止まったり、突然サービスが無くなったりするリスクがあるので、Twitterアカウントを持っているなら普通にフォローしておく方をおすすめしますが…。
現状だと、nitterというサービスが稼働しています。
WebPushを購読する
サイトにアクセスすると、「このサイトの通知を受け取りますか?」といったポップアップが出る事があります。
何の通知がもらえるのかわからない状態で許可する人は少ないと思いますが、基本的には更新通知が受け取れるようになっています。
ブラウザを閉じていてもリアルタイムで通知が受け取れるので、すぐに更新をキャッチしたいサイトがWebプッシュに対応していたら、使ってみてください。
当サイトでもWebPush通知に対応しました。
アクセス時にポップアップが出なくても、ページの何処かに購読ボタンが存在する場合があります。
その場合の購読手順は以下の通り。
- 購読ボタンを押す
- 通知を許可するかの確認ポップアップが出てくるので、許可する
AMPページの場合は別窓が開く - AMPページの場合は上記だけでは上手く購読できない場合があるので、元のページをリロードしてみる
購読していない状態と同じボタンの形状だと購読できていないので、再度ボタンをクリックしてリロードする
2回目のクリックでは通知の許可の確認は出ないが、リロード後に購読状態のボタン(つまり購読解除ボタン)に変化していたら完了
AMPページの場合の挙動が文章では分かりづらいと思いますが、例えばこのサイトだと、購読できた状態では以下の様にボタンの位置が右にずれます(マウスオーバーで出てくる言葉も「購読解除」になります)。
現在は当サイトのWebPush新規購読は停止しています。

AMPの仕様上、必ず購読ボタンと購読解除ボタンの位置は違う場所に出ますので、他のサイトでもボタンやリンクの位置のずれで確認できると思います。
Googleアラートを活用する
Googleアラートという、Googleの検索結果に変動があった時に、RSSフィードまたはメールで通知を行ってくれるサービスがあります。
Google アラート - ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック
Googleの検索結果を元に通知する関係上、
- 検索エンジンへの登録を拒否しているサイトでは使えない
- サイトのクロール→エンジンへの登録(インデックス)にかかる時間だけタイムラグがある
のがデメリットですが、そこさえ許容できれば、かなり精度良く簡単に新着通知が受け取れます。
タイムラグも、私のサイトだと遅くとも翌日にはインデックスされるので、自分で巡回するよりは早くキャッチできるかと。
特に、RSSフィードを配信していないサイトや、WebPush通知に非対応のサイトでも、新たにページが増えればその情報をキャッチできるというのがメリットです。
やり方は、Googleアラートのページに行き、「site:更新情報を受け取りたいサイトのドメイン」を登録するだけです。
例えばこのサイトだと、「site:cosmoschaos.net」で登録します。
フィードで受け取るかメールで受け取るか、頻度はどうするかなども登録・編集画面で設定できます。
設定項目の「件数」は「すべての結果」にしておきましょう。
各キャッチアップ方法のデメリット
RSSフィードにしろ、Googleアラートにしろ、基本的に新しくページが増えない限り通知される事はありません。
つまり、既存のページを書き換えた、などの更新情報はキャッチする事が出来ません。
Wiki形式のサイト等で、最近更新されたページの情報をRSS配信しているなら可能ですが…。
また、WebPush通知やTwitter等のSNSでの更新通知は、サイトの運用者のやる気やリソース次第で可不可が決まります。
これらはどうしようもないので、既存ページの更新については自分で巡回するしか無いですね。