ヘアドネーションしてきました
コロナ禍に入ってから伸ばしっぱなしだったので、いっそ寄付できるくらい伸ばしてみるか~と思いやってみました。
ヘアドネーションやってみたまとめ

※受領証は悪用防止のため、一部加工(文字入れと影入れ)をしてあります。
結論
- (当たり前だが)寄付なので何の見返りも無い。寧ろ手間やお金はかかる
- メディカルウィッグに使用できるかの判断は各団体が行う。長さが足りていても評価毛等に回される場合も
- 日常生活に支障が出てくる限界まで伸ばしてみたが、それでもメディカルウィッグに必要なギリギリの長さしか取れなかった
「折角寄付するんだからメディカルウィッグにしてくれないとヤダ!」みたいなこだわりがある人(※)は、健康な毛髪を十分な長さ(お下げに括った下が50cm以上)まで梳いたり段を付けたりせずに伸ばす必要があります。
私は括った下から40cmくらいあったのですが、自分で梳いたり前を短くしていたため、美容師さんと相談の上31cmの束で寄付する事にしました。
髪の毛全体の量が無いと寄付できないなんてことはなく、長さが足りる部分の毛束だけを寄付する事は可能なので、美容師さんと相談してください。
私は若い頃に人毛のカラーエクステ等で遊んでいた事もあり、商用に流れてもそれはそれでOKくらいのノリでした。
※そもそも髪を寄付する事で「良い事」をしたと思いたい人は、以下の記事などお読みになってからそれでも寄付したいかお考えください。
ヘアドネーションという罪。「いいこと」がもたらす社会の歪みについて | ランドリーボックスヘアドネーションは本当に生きやすい社会を作っているのだろうか?
私としては脱毛症の人に「誰も差別しないからありのままの姿で居ろ」と強いるのも良くないと思うので、欲しいと言っている人が居る以上は寄付することに意味はあると思います。
また、今はどの団体も、髪の毛自体よりもそれを捌く費用が足りていないようです。
メリット
それでも以下の様なメリットはありました。
- バッサリ切る事前提なので「本当にショートにして大丈夫なの?」みたいな余計な確認が何回も入らない
- バッサリ切る事前提なのでカウンセリングなど多めに時間を取ってくれる
- 寄付の為に切るまで基本伸ばしっぱなし前提なので美容院にあんまり通ってなくても嫌な顔されない
- そう頻繁に出来ることではないので人生経験にはなった
美容師におしゃれマウントを取られて、髪の毛切りに行くのが苦手なオタクには最適です。
(客にプロの自分と同じレベルの髪へのこだわりを押し付けてしまう美容師の方が悪いと思うが…。)
デメリット
いきなり短くしすぎて飼ってる亀に知らない人だと思われた…。
(暫くしたらわかってくれました。)
ヘアドネーションのやり方
- 毛束を切ってくれる美容院を探す各団体に協賛している美容室を選ぶと、手順も把握されていますし安心です。
各団体の公式サイトから検索できます。 - 美容院で毛束を切ってもらう通常のカットよりも手順が多く、大幅なスタイルチェンジの為のカウンセリングに時間を取る美容院も多いため、通常カットメニューよりも費用が嵩みます。
- 自分で各団体に発送する寄付先の団体のサイトをよく読んで送付しましょう。賛同サロンでは発送までのサポート(ドナーシートの記入や発送方法の説明など)をしてくれる事があります。
サポートが必要な場合はメニュー等にサポートがあると記載されている美容院を選びましょう。
所要時間はヘアカットだけで2時間程度です。