銀行口座間でお金をやり取りする方法
働き始めるにあたって、なんやかんやで急に自分で管理する銀行口座の数が増えてしまいました。
ほったらかして休眠にしてしまうのもいただけないですし、生活費を入れておく為の口座と貯蓄・投資の為の口座くらいはきちんと分けて運用したい所。
しかし、思えばこれまでメインバンク一つしか使ってこなかったので、改めて銀行口座間でお金を移動させる方法を調べました。
Contents
振替と振込の違い
まずは用語を整理します。
自分のお金を移動させる時、振替と振込という2つの言葉がありますが、振込の方がカバーする範囲が広い言葉です。
振込⊃振替
振替というのは同一銀行同一支店内での振込を指します。
今回の私の記事では、異なる銀行の口座間でのやり取り(振込)を主に考えます。
振込手数料は異なる銀行間でのものが最も高いので、基本的にコストを考える時はこれで考えておけば予想以上に取られてしまった、という事は無いはず。
振込の種類による手数料の違い
振込先 | 手数料 |
---|---|
同一銀行同一支店 | 無料の事が多い |
同一銀行他支店 | 安い |
他銀行 | 高い |
現金か、カードか、ネットバンキングかで手数料は変わってきますが、ざっとこんな感じです。
銀行口座間でお金を移動する方法
振込というのは銀行口座からの出金+銀行口座への入金(預け入れ)ですので、どういった入金方法を選ぶかで振込方法が変わってきます。
現金を入金する
ベーシックな方法です。移動元の口座からお金を引き出し、別の銀行口座の窓口なり、ATMなりで入金します。
この方法は、通常の預け入れであれば手数料がかからないというメリットはあるものの、デメリットの方が大きいです。
- 銀行やATMまで行くのが手間
- 現金を持ち歩くリスクがある
- ATMでは10万円以上の現金を振り込む事が出来ない(窓口で本人確認が必要)
- 窓口は平日日中しか開いておらず、他人名義の口座へは申請用紙への記入が面倒
特に大金を移動させる時はリスクもありますので避けたいところ。
ATM(キャッシュカード)で振り込む
キャッシュカードを用い、現金を引き出すことなく振り込みを行います。
手数料は窓口に比べて安いです。また、本人確認手続きが済んでいれば10万円の制限もありません。
後述のネットバンキングを利用していない方は、大金を移動させる時はこの方法が一番安全です。
インターネットバンキングで振り込む
各社揃ってネットバンキング(ダイレクト)の利用を促していますが、とにかく手数料が安いのがこの方法です。
自宅に居ながら、必要事項を入力して送信するだけで済みます。
ネットバンキングはログイン情報の管理など、面倒な部分もありますが、いつでもどこでも残高を見たり取引ができる点が便利です。
ここまでのまとめ
- 10万円以上のやり取りは、多少手数料を払ってでもATMかネットバンキングを利用する方が安全
- 少額かつ時間があるのであれば現金を移動させるのが手数料がかからない
もちろん私の主観なのでこれが万人にベストだと言うつもりはありません。
自動入金サービスを使うとお得な事も
銀行によっては自動送金・自動入金サービスを行っている事もあります。
これは毎月決まった額を指定の口座に振り込んで(お金を移動させて)くれるというものです。
手数料がある事が多いですが、ソニー銀行や住信SBIネット銀行等では手数料無料で行ってくれます。
毎月のお給料を生活費と貯蓄用に分ける時に便利そうですね。
証券会社の口座は手数料会社負担の場合も
投資用に証券会社などに口座を作る事もあるかと思います。
証券会社は投資などをする際の購入手数料などで利益を上げていますので、口座への入金手数料は証券会社が負担してくれる場合があります。
手間(や時間)はかかりますが、入金・出金手数料が無料の証券口座を介する事で、自分名義の口座間であれば任意の銀行間で費用をかけずにお金を移動させられます。
但し、入金元・出金先として選べる銀行が限られている事もありますので、証券会社選びの際の参考にしましょう。