英語(や自分が知らない言語での)文章の書き方

 実はこのサイトには、日本語以外にも英語、中国語(簡体字)、ロシア語のメニューが一部存在しています。
 私は母国語が日本語、第一外国語が英語、第二外国語がフランス語なので、中国語もロシア語も書く事はおろか読む事も出来ません。

 ですが、最近は翻訳ツールの技術向上により、ほとんど知らない言語でも、簡単な文章であれば誰でも訳す事が出来るようになりました。
 この記事では、私がサイトの翻訳時に利用しているツールや、翻訳手法を紹介します。

よく使うツール一覧

自分が知らない言語への文章の翻訳方法

(できれば)まずは自分で書いてみる

 これはあくまで「できたら」なのですが、まずは一度、自分で訳してみます。
 この時、例えば「日本語から中国語(全く知らない)に訳したい」という場合でも、一度英語に翻訳してみます。

 これは「その方が外国語の勉強になるから」という理由ではありません。
 日本語と英語では、中国語の文法により近いのは英語です。
 この後機械翻訳ツールを使っていく際に、翻訳先の言語により近い文法の言葉で書かれている方が、翻訳精度が良く、内容のチェックもやりやすいからです。

 逆に、韓国語は日本語と文法が近いですから、この作業はスキップで良いでしょう。

 また、英語も全く分からず、この時点での内容の確認も危ういという場合は、翻訳ステップを増やす事で本来書きたかった文章の意味から遠ざかってしまう危険がありますので、無理に行わなくても大丈夫です。

全てを訳す事にこだわらないこと

 例えば

当サイトではJavaScriptを使用していますのでONにして下さい

という文章を英語に訳したいとしましょう。
 一字一句の意味を落とさずに訳すと、

This site uses JavaScript, so please turn it on.

となります(Google翻訳の結果をそのまま貼り付けました)。

 でも、よく考えてください。この文章を読む人に伝えたい事は一体何でしょうか?
 サイトでJavaScriptを使っている事? いいえ、「JavaScriptをONにしてほしい」という事ですよね。

 「JavaScriptをONにして下さい」だけであれば、訳すのも簡単ですね。
 "Please turn JavaScript on." となります。

 この様に、翻訳元の文章を精査し、母国語の段階で簡潔にしておくと、翻訳作業がやりやすくなります

 但し日本語では意味が通じるからと言って、主語の省略などをやりすぎると逆に訳しにくくなりますので、注意しましょう。

自分で訳す時もGoogle翻訳のフォーム上で書くと便利

 Google翻訳では、フォームに入力された文章にスペルミスや文法のミスがあると、修正を提案してくれる機能があります。
 日本語への逆翻訳結果もリアルタイムに表示されますし、とても便利なのでおすすめです。

機械翻訳にかける

 翻訳元の文章、または一度自分で書いてみた文章をGoogle翻訳で翻訳します。

 日本語から翻訳した場合は、今度は逆向きに機械翻訳された後の文章を日本語に戻す翻訳をして、内容を確かめます。
 Google翻訳だと、真ん中にある双方向矢印のボタン(言語を入れ替え)をクリック。

 一度外国語に翻訳し、更に日本語に戻した時に意味が通じれば、翻訳は概ね成功です。
 ネイティブが見れば違和感があるかもしれませんが、意味が通じないという事は少ないでしょう。

 例として、先程の

This site uses JavaScript, so please turn it on.

を日本語に訳しなおすと、

このサイトはJavaScriptを使用しているので、オンにしてください。

となります。この程度の文章であれば、機械翻訳でも十分ですね。

不自然な言い回しじゃないか確認する

 これだけでも十分なのですが、必ずしも逆翻訳結果の意味が通じるとは限りません。
 その時は、一つ一つの単語・熟語の意味を辞書で確認しましょう。

 機械翻訳なので、複数の意味を持つ単語を訳す際は、どうしてもその内の一つだけを選んで訳されてしまいます。
 辞書を確認した結果、意味的に間違っていなければ、機械翻訳の結果が少々おかしくても大丈夫です。

こなれた表現にするにはNgram Viewerや検索を使う

 さて、「全てを訳す事にこだわらないこと」で作った "Please turn JavaScript on." という文章ですが、英語が読める人間としては実の所、少し違和感があります。
 何故かというと、JavaScript等のプログラムについては、「ONにする」と言うよりも「有効化する」という方が一般的なのです。
 そして、「有効化」の英訳は "turn ... on" ではありません。

 日本語の段階で気付ければ良いのですが、母国語だとつい「意味が通じれば良い」言い回しを使ってしまいがちです。
 実際「機能のON/OFF」は普通に使いますもんね。

 但し、その直訳(機械翻訳はまだ直訳しがちな部分が多いです)の意味が通じるとは限りません。
 きちんと意味が通じる、こなれた翻訳文を書くには、いくつか母国語の段階で同じ意味の言葉を出し、それぞれの訳がどれくらい使われているかを調べましょう。

 では、例として「JavaScriptをONにする」の英訳の "turn JavaScript on" と、「JavaScriptを有効化する」の "enable JavaScript" のどちらがよく使われる表現なのか、確かめましょう。
 Ngram ViewerとGoogle検索を使い、書籍での使用率、インターネットでのヒット数(使用数)をそれぞれの言い回しで比較します。

 まずはNgramの結果。

 続いてGoogle検索の結果。

 一応海外でも砕けた表現としてON/OFFは使われる様で、ヒット数は多いですが、enableの方は桁違いでそれより多いです。
 つまり、この場合は "Please enable JavaScript." という文章にした方が、こなれた文章に見えるという事です。

 注意点としては、Google検索では非ネイティブの人が書いた文章も引っかかってしまうので、できればNgram Viewerの結果を信用してください。
 正しい表現でも、専門用語などが含まれているとNgram Viewerではヒットしない事がありますので、その際はGoogle検索を使う、といった感じです。
 Google検索では言い回し全体をダブルクォートで囲って、完全一致検索にするのを忘れずに。

 今回は例として日本語から英語への翻訳で説明しましたが、同様の手順を踏めば他の言語でもそれなりに翻訳可能です。

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