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RH3鍵盤が5万円以下で手に入る「KORG D1」使用感レビュー

アラサー女子の自分向け誕生日プレゼントは~大きな宝石の付いたジュエリーステージピアノのKORG D1を買いました!
(ジュエリーはまた来年…。)

なんで今更買ったの?

最初はレンタルスタジオで弾いてみた

2022年末の紅白で藤井風というアーティストを初めて知り(帰省した時しかテレビ観ないので…)、そのパフォーマンスがかっこよすぎて「うおおおお私もまたピアノ練習するか!」と爆速でピアノ付きレンタルスタジオを予約。

幸い近所にお安いスタジオがあり、スタジオ環境自体は満足だったのですが、以下の点が気になり。

  • スタジオに直接予約(面倒)だと安いが、インスタベース経由だと長時間割引が効かない
  • 土日や夜などはすぐ埋まる。「今日練習したい」と思っても難しい
  • いくら近所とはいえ、夏にスタジオまで行くのは辛そう
  • 安いと言えど現役の頃と同じように毎日練習というのは予算的に無理

でも1週間に1度の練習で上手くなる訳ないじゃないですか。
プロとアマチュアの違いは練習時間だけなんですよ。

現役時代はショパンのOp.64-2とか弾いてた私も、流石にブランクが15年もあるとスケールすらまともに弾けない状態。
実際、スタジオを借りても半分以上基礎練習に費やしてしまい、これでは藤井風のピアノスコアが日の目を見るのはいつの事やら…。

そうだ、電子ピアノ買おう

別にこれからプロを目指す訳じゃないし、要はそれなりの鍵盤の重さの電子ピアノが家にあれば良いんです。
(実は61鍵のMIDIコントローラはあるのですが、流石にタッチが違い過ぎるし、鍵盤の数も足りない…。)

電子ピアノでアコースティックピアノの鍵盤の重さを完全再現するのは構造的に不可能らしいですが、ハンマー式で色々頑張っている機種は多々あります。
エントリーモデルは3万円台でもちゃんとしたメーカーのが購入できます。
思っていたより安いですね。

例えば4万円の機種を買って、台とか諸々含めてトータル5万円だとしても、月4000円をスタジオを借りるのに使っていたら1年ちょいで元が取れます。
普段は家で電子ピアノで練習して、どうしても本物が触りたい時だけスタジオを借りる、というのが良さそうだと思いました。

今回買った物

その前に、今回電子ピアノの為に購入した商品一覧です。
残念ながら電子ピアノは本体だけじゃ演奏できないのでね…。

KORG D1

購入の決め手

  • KORGの中では最高級のRH3鍵盤を搭載
  • 重さ16kgでギリギリ自分でも運べる
  • MIDI接続でコントローラーとしても使用可能
  • エントリーモデルよりは高いが、普通に手が届く価格

やっぱり鍵盤ですね!
本当は実機を触ってから購入したかったのですが、展示しているお店が近場で見つけられず断念。
しかしプロ向け機材でも使われているRH3(Real Weighted Hammer Action 3)鍵盤なら、下手にエントリーモデルを買うよりも間違いないでしょう。

エントリーモデルが10kg程度からある中で、重さはかなり気になりましたが、本来ステージ用で見た目に凝っている機種なので致し方ないですね。
家に置いて使うだけなら普段は気にしないので、許容範囲。

MIDI接続に関しては、エントリーモデルというか、USB経由での接続ができる機種の方が手軽ではあります。
後述しますが、別途MIDIインターフェースも買うことになったので…。

価格は、本体だけなら4万円台で購入可能。
エントリーモデルより1万円程度高いですが、それだけの差でプロ向け鍵盤を使えるなら十分出す価値があると思います。

Roland KS-10X

キーボードスタンドは純正ではなく、こちらのシンプルなものに。
実は前述のUMX610用にと思って、ふるさと納税で事前に手配していた物でした。
耐荷重的にはD1を載せても全く問題無いので、D1を載せます。

普通に買うと1万円くらい。

PIANOPLAZA PC-120

キャスター付きの椅子しか持っていなかったので、キーボードベンチも購入。

こちらの商品は4段階調節ができる上に、アウトレットだとかなりお安くお得でした。

Roland UM-ONE mk2

ここからはオプション。
D1にはUSBポートが無いので、D1をPCに繋ぐにはMIDIインターフェースが必要です。
置き場所的に、D1を買ったらUMXを手放さざるを得ないので購入しました。

私は別途、ミニ鍵盤の25鍵MIDIコントローラを持っているので、D1ではコントロール領域が広くないと使えないInstaChord等の鍵盤入力が出来ればOK。

本格的なコントロールを求めるなら、D1をコントローラ代わりにせず、別途ちゃんとしたMIDIコントローラを買う方が良いでしょう。
そもそもMIDIインターフェースがお安くないのでね…。

Amazonではもっと安いのも売られていますが、ペダルの信号がきちんと送信されないなどあるようで、ギャンブルするくらいならちゃんとしたのを買おうかと。
アウトレットで少し安く入手できました。

取説にドライバー入れてから接続しろよって書いてあるのに、普通に繋いじゃった…。
でもWindowsが自動でドライバー探して入れてくれたのでセーフ。
また、Windows 10でも動作しました。

KORG DS-1H

ダンパーペダルはD1に付属していますが、ハーフペダルに対応していないので、ハーフペダル対応のDS-1Hも同時購入。

ペダルは後で買うとか中古で買う、或いは少し安くて極性が同じ他社のを買う、等考えたものの、値引きクーポンを使う為に結局まとめて購入しました。

YAMAHA TDM-700G

メトロノームは正直不要でした。
レンタルスペースにもメトロノーム置いてあったし、電子ピアノにも搭載されてるんですよね…。
(チューナーはVSTプラグインで事足りる。)

でも物自体は良くて、これ1個持っていればだいたい対応できるので紹介。
YAMAHAのはキャラクターの柄など色々種類があって選ぶのも楽しい。

KORGのも全く同じ形なんですが、権利関係どうなってるんでしょうね…?

キーボードカバー

譜面台を出して被せられるタイプと迷いましたが、デザインに惹かれて、譜面台の上から被せられる軽いものを購入しました。
鍵盤はこまめに掃除するのも大変なので、埃除けは絶対あった方が良いですよ。

ただD1の譜面台~鍵盤までの長さが結構あってギリギリだったので、実際には譜面台の上の方にはかけずに使っています。


ふるさと納税のスタンドは定価通り約1万円と計算しても、ポイント還元などを考えるとトータルでも6万円程度だと思います。
ちょい予算オーバーだけど、鍵盤グレードを上げたのでやむなし。

買わなかった物

今回は純正ケース(定価1万円くらい)の購入は見送りました。
Yahoo!ショッピングで+2000円でつけてくれるお店もあったのですが、クーポンやポイントの面で(それから利用したことがあるショップという点でも)楽天の方が良かったので。

流石に16kgを一人で持ち運んで使うくらいなら、レンタルしますからね…。
引っ越しの時なんかに必要だったら買うかも。

KORG D1実機レビュー

前置きが長くなりましたが、いよいよ実機レビューです。

88鍵盤…でけぇ…

KORG D1 設置した様子

やっぱり61鍵とは全然違いますね。長い。
まあ、これ置く為に部屋のレイアウト変えてる時から感じてはいましたが…。

とはいえ、ピアノと違って黒くても圧迫感は無いです。

大きさよりも重さが凄いですね。
設置はなんとか一人でもできましたが、一人で持ち運べる重さじゃないですよこれは…。

音色・PC接続

PC接続は前述のUM-ONEを接続するだけで完了。
あとはDAW側でMIDI入力デバイスを選択すれば、MIDIコントローラーとして使えました。

内蔵の音色は、まあどれも無難で悪くないかなという感じ。
自宅でヘッドホンで練習する程度なら全く気になりません。

こだわりがあるならPCとVST音源用意してPC経由で音を聴けばOK。

肝心の弾き心地

すごい! ちゃんとピアノだ!
寧ろ本物のピアノより重めかもしれません。

強弱もちゃんと付きますし、めちゃくちゃ弾きやすいです。
鍵盤については大満足です。

譜面台

何かと不評の譜面台。
確かに下にでっぱりがあるので、弾きながら譜捲りできないのは残念ですが、このでっぱりのおかげで本が勝手に閉じない事を考えると一長一短かな。

設置は本体に挿すだけなのですが、ちゃんと奥まで入ってるのかどうなのかよくわからない…。

誤算だったこと

D1は最高でした。問題はキーボードスタンド
KS-10Xは耐荷重としてはD1を乗せても大丈夫とはいえ、実際に使ってみると以下のような問題が浮上。

  • 上側のバーの中央にネジを留める為の金具があり、D1が傾いてしまう
  • 1本脚のクロスだと安定性に欠ける

特に安定性の問題は深刻で、演奏中に大きく揺れて気になってしまうことも。
(打鍵強さが激しい曲よりも、バッハの二声の様な、左右でそれぞれ動きがある場合にうねりがち。)

元々KS-10Xは小型のキーボード向けで(私も61鍵を乗せるつもりで買ったのだし)、88鍵盤対応はKS-20Xですから、来年のふるさと納税で買い替えようかな…。

普通に買っても1万2千円くらいなので、どうしてもX型にするならKS-20Xみたいなちゃんとしたメーカーの2本脚クロスをおすすめします。

また、そもそも高さを一番低くしても、その上にD1を乗せると本物のピアノよりも鍵盤位置が高くなります。
その分椅子も高くするので、今度は椅子も不安程度UP。
設置場所に余裕があり、持ち運んだりしない人は、もう少しお金をかけてしっかりした台・椅子を用意した方が満足できると思います。

まとめ

KORG D1の購入をおすすめできる人

  • リーズナブルに良い鍵盤の電子ピアノが欲しい人
  • スタイリッシュな電子ピアノが欲しい人
  • ピアノを練習したいが、場所を借りたり本物を買ったりできない人

特に白い機種が欲しい人にはおすすめです。
私は黒が欲しかったので黒にしましたが、白の方が安くで販売されている事が多いです。

KORG D1は向いていないと思う人

  • 持ち運んで使用したい人
  • プログラムチェンジなど複雑なMIDIコントロールも1台で済ませたい人
  • 別途スピーカー・ヘッドホンを用意せずに音を出したい人

ちゃちいヘッドホン付けるくらいなら、それ無くして1000円でも安くしてくれた方がありがたいんですけどね…。

購入の参考になれば幸いです。