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LAMEを使ってWAVファイルをMP3に変換する

 LAMEを使ってwavファイルをmp3に変換する方法について説明します。
 コマンドラインを使わない簡単変換ソフトや、音質比較もやってみました。

そもそもmp3にする意味ってあるの?

 既にmidiデータをwavに録音した事がある方はお分かりかと思いますがwavって凄く重い(ファイルサイズが大きい)です。下手すると1曲で100MB近い事もあります。大容量HDDのPCで聴く分には良いんですが、iPodなんかで持ち出す場合には曲数の大幅な制限になるし、何よりネット上で公開する事を考えるとこのサイズは大きすぎます。というか、大体の音楽サイトでは「20MB以下のmp3ファイル」のみアップロードファイルとして受け付けています(サイズ制限はサイトによって異なります)。

 mp3形式は、音楽ファイルの、人間には聴こえにくい高音部分をバッサリカットしてサイズを小さくしています。その為原音とは聴こえ方が変わる場合がありますが、ビットレートを高くする事でかなり原音に近く変換する事が出来ます。

とりあえず簡単に変換したい

 音質とかどうでもいいよとりあえず変換したいよって方には、以下のソフトがお勧めです。

 メニューのmp3から配布ページに行けます。ドラッグアンドドロップで、簡単変換。
 日本語化パッチも配布されていますので、ググってみて下さい(因みに私の環境では日本語化出来ませんでした…)。

Audacityから直接書き出したいんですけど

 公式サイトのヘルプを読んで下さい(丸投げ)。

LAMEをコマンドラインで操作して変換する

 やっと本題です。BatchWoo!はどうだか知りませんが、上で紹介したソフトのLameDropXPdとAudacityはmp3変換にLAMEというソフトを使っています。その本体を使って変換する方法を紹介します。
 当方Windows Vistaを使っているので他の環境やコンパイラでは操作が違うかもしれません。御了承下さい。
 コマンドラインはエンドユーザーにとっては使い慣れないものですが、覚えるとLAMEの細かい設定ができるので後々役立つと思います。

 この本家サイトで配られているのはソースコードなので、LameDropXPdを配布されているRareWavesさんから「LAME Bundles」にアクセスし、バイナリ形式のソフトをダウンロードしましょう。

 基本的には、一番上のバージョンで構いません。64bit環境の方は64bit版で。
 落としたファイルを適当な場所に展開したら、「lame.exe」があるフォルダを表示して、Shiftキーを押しながら何も無い所で右クリックします。「コマンドウィンドウをここで開く」を選ぶと、黒い画面が表示されると思います。

とりあえず変換してみる

 デフォルトでCD音質のwavを128kbpsに変換してくれるので、やってみましょう。
 本当はコマンドライン上でファイルのパスを指定できるのですが、色々とめんどくさいので、予めLAMEがあるフォルダに原音wavファイル(此処ではファイル名をmusic.wavとしておきましょう)を移動させておきます。
 真っ黒画面に以下の文章を入力してEnterキーを押します。実際に使う時は変換したいファイルの名前にそれぞれ書き換えて下さいね。

lame music.wav music.mp3

 すると黒い窓の中で文字がごちゃごちゃとした後、最初に表示されていた文字列が一番下の行に追加されて止まると思います。LAMEがあるフォルダに、music.mp3というファイルが出来ている筈です。

高音質に変換してみる&その他

 ビットレート固定でより高音質に変換してみます。今度はこんな感じ。

lame -b 320 music.wav music.mp3

 320kbpsで変換してくれます。先程デフォルト設定で変換したファイルと聴き比べてみて下さい。ファイルサイズは大きいですが、音が少し良い筈です。
 他にもビットレートの指定の方法があるのでまとめておくと、

  • 固定ビットレート lame -b [kbps] music.wav music.mp3
  • 平均ビットレート lame --abr [kbps] music.wav music.mp3
  • 可変ビットレート lame -V [X] music.wav music.mp3

となります。下に行くほど一般的に高音質です。[kbps]には数値(ビットレート)を、一番下の[X]には0~9までの数字を入れてください(0が最高音質)。

 LAMEを使えば、より音質の高いファイルにも変換できます。詳しくは、此方のサイトが解りやすいと思います。
 ただ、音質を上げてもmp3の性質上wavよりは絶対音質が落ちる事、音楽サイトによってはアップロードできるmp3のビットレートに制限を課している事がありますので、むやみやたらに音質を上げればいいという事ではありませんので、御注意下さい。

 因みに黒い窓(コマンドプロンプト)は、右上バッテンでも閉じれますし、exitと入力してEnterでも構いません。

音質比較

 課題曲は『mariage』。

原音(1411kbps、44.1kHz、wav)
Audacity 2.0.0(LAME3.99.3)、320kbps固定、44.1kHz

3.99.5は読み込めませんでした。
LameDropXPd 3.1(LAME3.99.5搭載)、256kbps固定
LAMEバイナリ(3.99.5)(コマンドライン)、320kbps固定

 LameDropXPdはビットレートがこれ以上高く出来なかった為か、ファイルサイズが小さくなりました。
 私の耳ではそんなに違いは感じられません。流石にwavとmp3の音質の違いは解りますね。

原音(白)とAudacity出力のmp3(緑と橙)の周波数比較

 原音(白)とAudacity出力のmp3(緑と橙)の周波数比較です。
 一応開始から5.000秒後なんですがスナップ機能の無いソフトで比べているので若干低音部の波形も形が変わっていますすみません(正確に同じタイミングならもっと一致する筈)。とりあえず、mp3ではバッサリ高音部が切れているのが判ります。

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