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ラヴ・ネヴァー・ダイズ 観ました

 という事でレビューします。ネタバレは最小限に。

全体の感想

 一言で感想を述べると「思っていたよりは面白かった」です。
 このオマージュ続編のだいたいの内容は「マンハッタンの怪人」を読んで知っていたのですが、この舞台版ではあちこち設定が違っていて「まあこんな未来もあり得るか」という説得力が増しています。小説の方の設定はなんだか色々酷いので(特にジリー母娘や子爵様)。

作品について

 小説とは違って、タイトルはなかなか良いセンスだと思います。挿入歌の歌詞の一部なんですけどもね。

 予め言っておくと、「オペラ座の怪人」に自分なりの解釈を持っている人や、当該作品を純愛ストーリーだと信じている人にはお勧めしません。此方の作品は、色々と生々しくて、元々の「オペラ座の怪人」の幻想的というかある意味狂気的な雰囲気とはかけ離れています。
 アマゾンのレビューに詳しく書かれている方がいらっしゃいますが、私の方でももう一度整理してみます。

この作品を観ない方が良い人

シャニュイ子爵派の方
本当にお勧めしません。赤いスカーフを取って来てくださる優しくて勇敢な子爵様というイメージの方は絶対に観ない方が良いです。
クリスティーヌ好きの方
此方も同じく。原作を「クリスティーヌとラウルの純愛物語」と解釈している人にはお勧めできません。
「オペラ座の怪人」の舞台にもクリスティーヌが「あの頃の私達とは違う!」的な事を言うシーンがありますが、まさしくそんな感じです。
グロテスクなもの、猥褻なものが苦手な方
この作品は一部、所謂「見世物小屋」的な所を舞台としているので、そういったものが苦手な人は注意してください。
と言っても普通に子供も役者として出てきますのでお芝居だと割り切って観られる方なら大丈夫だと思います。
ミュージカルの「オペラ座の怪人」を観た事がない人
言わずもがな、な感じもしますが、基本的に原作の設定や筋書きを解っていないと何の話かさっぱりだと思います。

この作品を観ても大丈夫な人

 という訳で、上記の条件に当てはまらない人なら基本的には楽しめると思います。
 特に私の様に原作を「クリスティーヌとエリク(怪人の本名)の純愛物語」と解釈している人や、「子爵チャラい嫌い」という人や、「メグた~ん! こっち向いてー!」ってな感じにメグが好きな人にはお勧めです。え、表現に悪意があるって? メグの可愛さを解らんとは…(そこではない

 とにかく、音楽や演出(特に舞台装置)は相変わらず凄いです。今回はとにかく舞台が回る回る。映画用に、カメラは色々な視点からアップで撮影しているので回転が解りづらい時もありますが、相当回転しているみたいです。
 時には人力で舞台装置をコロコロ転がしてセッティング。舞台がサーカス的なショー的なものなので人が多い。
 原作の方はやはり「マスカレード」の時のダンスが迫力がありますが、此方は(アップの構図が多くてあまりダンスが映らないのですが)ランダムな動き、奇妙な動きが見え隠れする感じで、別の迫力が凄い。

 残念な点としては、原作の方のミュージカルもそうなんですが、途中でキャラクターの置かれている状況や思っている事が飲み込めなくなってしまう様な歌詞がたまにある事でしょうか。日本語訳が悪いのかキャラ設定の詰めが甘いのかそれともミュージカル脚本なんてこんなものなのか…わかりませんけど。

 とにかく、物語的にはまあありきたりなんですが、買った価格以上の観る価値はあったなと思うし、劇中劇のダンスショーなんかは観てて楽しいので、また観たいと思います。

追記:日本で公演やってた

 『ラブ・ネバー・ダイ』という名前でやっていたみたいです。観たかったなあ(´・ω・`)

追記2:英語字幕で見るべし

 英語の力が以前より増したので英語字幕で見たら素晴らしかった…やはり日本語訳の所為だった…。

追記3:CDも買いました

 シナリオ改定前のオリジナル版です。オペラ座の怪人の25周年記念公演で怪人とクリスティーヌを演じたお二人が歌っています。また、 "The Beauty Underneath" のアレンジは此方の方が好きです。