『Meike 6-11mm/F3.5 フィッシュアイレンズ』は超コスパの良いAPS-C機用魚眼レンズ!
買おうと思ったらニコンFマウントだけ各販売サイトで品切れになって焦りました…。
Contents
Meike 6-11mm/F3.5 フィッシュアイレンズ MK611F35NF のスペック

マウント | ニコンFマウント (他メーカーのマウントモデルも有り) |
焦点 | ズーム |
焦点距離 | 6--11mm |
最短撮影距離 | 15cm |
最大投影倍率 | 不明 |
開放F値 | 3.5 |
絞り羽 | 9枚 |
フィルター径 | - |
重さ | 541g |

上手く写りませんでしたが、特殊加工がされているおしゃれなパッケージでびっくりしました。
在庫があるショップで買うのがおすすめ
時期によっては在庫が無かったり、取り寄せ注文になっているショップが多いこの商品。
私は最初ヨドバシカメラで注文したものの、取り寄せに時間がかかりそうだったのでキャンセルしてAmazonで注文しなおしたので、早く欲しい場合は価格よりも今在庫を持っているショップで買いましょう。
Amazonに出品している新東京物産オンラインショップさんから発送される分については、日本語の説明書+保証書が付属しているため、おすすめです。

コスパ最強。APS-Cでも広角側で円周魚眼に

フルサイズ機で円周魚眼のレンズはAPS-C機だと対角魚眼、良くても上下の円が切れてしまいますが、このレンズは広角側の焦点距離が6mmとなっており、APS-C機でも円周魚眼の像が撮れます。
APS-Cの円周魚眼というと、Lensbaby 5.8mm F3.5やSIGMA 4.5mm F2.8がありますが、いずれも単焦点で使い勝手が悪そうなのと、高価な事が難点でした。
一方Meikeのレンズは、金属マウントで造りはしっかりしているのにこの安さ。更にズームで対角魚眼レンズとしても使える、超絶コスパの良いモデルとなっています。

ズームしてもレンズサイズが変わらない設計。重いですがきちんと金属パーツを使っている部分もありますし仕方ないかなと。

撮影には技術が必要かも
レンズの質自体は悪くないと思うのですが、やはり魚眼レンズは(噂に聞いていた通り)ピント合わせが難しく、判断が難しいです。
F値を小さくしてもパンフォーカス気味で、イマイチどこにピントが合っているのかわかりにくいです。以下の写真もボケてしまいました。
しかし、「フォーカスリングが機能しているのかわからない」と言われる魚眼レンズが多い中、このレンズはファインダーでもなんとなく「こっちの方向に回すとピントが外れていくな」というのはわかります。
そこからきっちりピントを合わせるのはファインダーだと難しかったので、また今度液晶でチャレンジしてみます。
11mm側は比較的合わせやすく、ファインダーでもこの程度は撮れました。
とはいえ、安いなりに欠点も
マウントが固い
電子接点が無いマニュアルレンズかつNikon純正ではないので、ある程度固いのは予想していましたが、取り外しボタンを押しながらでないとマウントできないとは…。
金属マウントでしっかりしているのは安心ですが、マウントの度に色んな所が削れていないか心配です。
6mmで上がちょっと切れてしまうのが残念
6mm側だと円周魚眼になることはなるのですが、像が作られる位置がセンサーの位置と若干ずれているらしく、円の上部がほんの少しだけ切れてしまう時があります。
上の写真も若干像が中心よりも上にずれていますが、この程度なら気にならない人も多いかも?
これより焦点距離が短いレンズとなると上記で紹介した単焦点くらいでしょうか…。
どうしても綺麗な円の像が撮りたい場合は別の円周魚眼レンズが必要ですが、そこまででなければこのレンズでも十分遊べるかと。
付属品は普通
レンズクリーナーは、まあ、普通の眼鏡拭きと同じです。
ケースは私があまり好きではない触感の布でした…(名前忘れた)。衝撃からの保護機能はほぼ無いと思われます。

あとは、基本的に11mmよりも焦点距離を短くすると、レンズキャップが写りこんでしまいます。というか11mmでも若干影が映ってない?
魚眼レンズの性質上、レンズ保護が難しいのが困った所ですね。
比較検討して選ばなかったレンズ達
円周魚眼レンズは数が少ないので、入手できそうなモデルは洗い出したつもりです。
あくまで自分の場合は、ですが、折角なのでメモを残しておきます。
レンズ | 種類(APS-Cで) | 価格帯 | 選ばなかった理由 |
---|---|---|---|
Meike 6-11mm F3.5 | 対角魚眼、円周魚眼 ズーム | 3万円程度 | - |
Nikon 8-15mm F3.5-4.5 | 対角魚眼 ズーム | 10万円オーバー | お高い…。 フルサイズでは円周魚眼になるが、APS-Cではならない。 |
Lensbaby 5.8mm F3.5 | 円周魚眼 単焦点 | 3万円台 | 最後まで迷っていました。というかMeikeのレンズを見付けなければ円周魚眼はこれにしていました。 |
SIGMA 4.5mm F2.8 | 円周魚眼 単焦点 | 10万円弱 | お高い…。 焦点距離が短すぎて像が小さい。 |
SIGMA 8mm F3.5 | 対角魚眼 単焦点 | 7万円台 | お高い…。 |
SAMYANG 8mm F3.5 | 対角魚眼 単焦点 | 3万円程度 | Meikeのレンズを見付けなければ、対角魚眼はこれかOptekaにするつもりでした。 |
Opteka 6.5mm F3.5 | 対角魚眼 単焦点 | 2万円台 | Meikeのレンズを見付けなければ、これかSAMYANGにするつもりでした。 ちなみに焦点距離6.5mmは詐称で、SAMYANG 8mmのOEMらしいです。 |
NEEWER 8mm F3.5 | 対角魚眼 単焦点 | 1万円台 | マウントがプラスチックで耐久性が心配。 |
まとめ
個人的にはとても良い買い物だったと思います。
APS-C機で対角魚眼から円周魚眼まで、この1本で撮影できるのは画期的です。他に同様のレンズは見付けられなかったので、予算面で魚眼を躊躇している人が居ればとてもおすすめのレンズです!

しかし、魚眼と超広角はやはり違いますね…。魚眼ほど広角じゃないけど標準ズームよりは広角のレンズが欲しくなってきました…沼……。