Cosmos and Chaos
Eyecatch

舞台『憂国のモリアーティ』-case 2- 観劇レポート

原作漫画を読んだらハマってしまい、今回は劇場まで足を運びました!
という事で感想など。

今回のストーリー

前作で描けなかったウィリアムとシャーロックの対決から、シャーロックがダラム大学に遊びに行くまで。

今回は原作を読んでから行ってますので「こうきたか~」と展開に驚く事はありませんでしたが、あのセリフ量の多い漫画をうまく3時間以内にまとめたな、とそこは感心しました。

ダラム大学の話はアニメ版ではカットされちゃいましたし、かなり端折りましたがなんとか挟んでくれて良かったです。

演出

回転盤の上に細長いセットが置かれていて、ぐるぐる回るのですが、ずっと回っているのでは? というくらい回転しっぱなし。
列車に見立てたり、隙間から向こう側を見せて印象づけたりなど、よく考えられていました。

後半はオリジナルの演出も結構ありましたが、舞台としてわかりやすくする為には良かったかな。

一つだけ、原作でシャーロックが馬車の跡を見て「面白いね」っていうシーンが好きなんですが、そこの台詞が無かったような気がして残念。
聞き逃しただけなら申し訳ない。

各キャラや俳優さん

シャーロック

錯乱して銃をぶっ放すシーン、客席に向かってやってくれて興奮しました。
その後のレストレードを呼ぶ時の声の震え具合や仕草がかなりリアルで、何かまた新たな性癖の扉を開いてしまった気がする。
円盤早くくれ~。

とはいえきたむーのシャーロックは楽しそうにしている事が多く、原作の子供の様にはしゃぐシャーロックという印象が強いですね。
その分シリアスなシーンでの落差が大きく、喜怒哀楽に富んで見えるのでしょう。

個人的には薬研よりもシャーロックの方がきたむーにははまり役なんじゃないかと思います。

レストレード警部

今回のギャグ枠。
アドリブが多く、演劇! という感じでした。
シャーロックを逃がすシーンでは「気を付けろよ、台風が来てるからな…」と時事ネタもしっかり(27日公演だったので関東は台風の影響がありました)。

「スコットランドヤード」に合わせて飛び跳ね、最終的にビチビチしてる魚みたいになってウィリアムに心配される警部…。
(なお本人曰く親しみやすさと柔らかさを表現したそうな。)

人形劇のシーンでは歌唱も披露。苦行らしい。
必死で人形劇を見ようとするジョンも面白かったです。

フレッド

前作に引き続きフレッド役の銀河君。
老婆の演技、声も自分でやっていて凄かった!
カテコ挨拶で老婆役お待ちしてます! みたいなことを自分でも言ってたw

カテコ挨拶は何かネタを考えてたみたいだけど、著作権NGをくらってボツになったらしい。
モラン役の郷本さんに抱き着いたりして可愛かった…いつまでもそのままの君で居て…。

モラン

何をしゃべっても桑原がちらつくwww(郷本さんは舞台幽遊白書の桑原役で出演されています)

モリアーティ側の弄られキャラでした。

ハドソンさん

シャーロックと家族してて良かった…。

オタクの妄言

ハドソンさんはシャーロックの事が大切だけど恋愛じゃない、赤の他人だけど家族ではあるみたいなのが尊い。

ウィリアム(というか荒牧君)

殺陣の光り方が一人だけ違った。
ルイス役の糸川さんも刀ミュ出てたしキレッキレだったけど。

荒牧君どちらかというと天然系というかお馬鹿キャラなのに(直前の特番でも「マンパワー」知らなくて突っ込まれてたし)、板の上ではちゃんとウィリアムなのすごい。

ジャック

声が良すぎる。

ボンド

大股開きの歩き方が解釈一致。

アルバート兄様

マジで新聞読んでるだけだったwww

劇場について

新国立劇場は初めて行ったのですが、座席番号が1始まりじゃないんですね。
十番台だし真ん中じゃないけど端じゃないだろう、と思っていたら、まさかの一番端w

流石に左の方は見切れましたが、このアングルから観れるのも円盤には無い特権ですので楽しみました。

スピーカーが近かったですが、音量調節が良く、音が大きすぎると言ったストレスはありませんでした。

にしても、1割くらいは空席で、状況が状況だけに仕方ありませんが寂しいですね…。

地図

円盤楽しみですね!

Sophia

DTMとかやる人。