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ボカロPになるのに最低限必要なこと

 GW始まりました! 休みの間に何か新しい事をやってみようかな、という人も多いと思います。歌唱合成で作曲とかどうですか!?

 この記事では特に、「ボカロP」になるために何が必要か、つまり、ボカロオリジナル曲を制作して、ニコニコ動画に動画をアップロードするまでの流れを簡単に解説します。

ボカロPって何?

 VOCALOID[ボーカロイド]という歌唱合成ソフトを使って、オリジナル曲などのコンテンツを制作する人の事です。
 Pというのは「プロデューサー」の略で、このような敬称(?)が付くようになったのには歴史があるのですが、私はあまり詳しくないので気になる人はググってください。

 P名は自分で付けるものではなく、視聴者の方にいただくものです。最近では歴史を知らずに参入した方が自ら名乗ったり、逆に付けてもらっても「自分はプロデューサーではない」等の理由でP名を名乗る事を拒否する人もいます。
 いずれにせよ、今後ボカロ等を使った作曲者として活動する上では、特に重要なものではありません。ただ、言いやすいのでこの記事では「ボカロP」で統一しますね。
 ちなみに、私もP名がありませんが、プロデューサーの真逆の立場で作曲しているので多分貰っても名乗らないと思います。

ボカロオリジナル曲を作るのに必要なもの

 最初に一覧にしておきます。

  • VOCALOID Editor
  • VOCALOID Library
  • MIDIシーケンサー+波形編集ソフト、またはDAW
  • サウンドフォントやVSTプラグイン、Kontaktなど

ボーカロイド

 まず、ボーカロイドが必要です。現在、ボーカロイドは歌唱合成ファイルを編集・作成する「Editor」と、声優さんなどの声データを収録した「Library」の2種類に分かれています
 Libraryのみでも歌唱合成ファイルを作る事は出来ますが、お試し用で機能制限が多いので、オリジナル曲を作る際にはEditorは必須です。

 Libraryには初音ミクやGUMI(Megpoid)など様々な声色が発売されています。
 音源によって使い勝手の良し悪しは多少あるものの、基本的にはお好みで選んでもらって構わないと思います。初めて購入される方にはEditorとLibraryがセットになったスターターパックがお勧めです。

DTMソフト

 リストの下二つはオリジナル曲のオケ(伴奏)部分を、パソコンで作る為に必要なものです。パソコンで音楽を作ることや、パソコンで作った音楽をDTM(デスクトップミュージック)と言います。たとえ楽器が演奏できても、音色をデジタルデータにするために録音ソフト・波形編集ソフトは必要です。
 ボカロだけでも2万円程度は必要なので、なるべくお金をかけたくない、という人にはフリーソフトもあります。

 DTMは「楽譜」と「音色」を指定して初めて音声ファイル(波形)になります。普通の音楽でも、楽譜と楽器が必要なのと同じです。
 DTMの場合はMIDI規格という楽譜情報の形式があり、たいていのソフトが対応しています。一部の、五線譜の「楽譜作成ソフト」にはMIDIのエクスポート機能が無いこともあるので注意してください。
 フリーのMIDIシーケンサーではDomino等が有名です。当ブログでもいくつか紹介しています。

 さて、MIDIを作成したら音色を指定して録音します。音色を鳴らすシステムにはサウンドフォントVSTプラグイン等がありますが、使うソフトウェアによって対応しているものが異なります。
 数年前までは、無料の音色と言えばサウンドフォントが多く、配布サイトも充実していました。しかし、最近は配布サイトが次々と閉鎖し、無料のVSTプラグインも増えているため、VST対応のソフトウェアを選ぶと良いでしょう。

 オケが出来たら歌唱合成ファイルと重ね合わせて一つの音声ファイルにします。これをMIXと言い、波形編集ソフトというものが必要です。
 しかし、現在発売されているVOCALOID3、VOCALOID4にはオケと歌唱のMIXができる機能が付属しているため、あまり凝らないのであればこれを利用してもOK。
 フリーソフトであればAudacityがメジャーで情報も多いです。

 また、MIDIの作成から録音、MIXまでを一つのソフトウェアで編集する事も出来ます。このような統合制作環境の事をDAWと言います。

 私はSONARという製品を使っていますが、無料のDAWやブラウザ上で動くものもあるようです。
 しかし、DAWの保存形式はソフトごとに異なるため、一度使い始めるとなかなか違うソフトに乗り換えられません。一口にDAWと言っても、波形編集ソフトに毛が生えただけの物から、プロ向けまで様々です。自分のパソコンに対応しているか、長期的に開発が進みそうかなど、様々な情報を見ながら選びましょう
 また、学生の人はアカデミック版を利用すると、安く購入する事が出来るソフトもあります。証明書などが必要なので、メーカーのホームページをご確認ください。

 藤本さんがレビューしている、Amazonの「さあ、DTMをはじめよう」も機材やソフト選びの参考になります。

動画を作成するのに必要なもの

 オリジナル曲が作成できたら、いよいよ動画作成です。
 SoundCloud等の音楽投稿サイトに公開する予定の人は、此処から先の作業は必要ありません。しかし、ボカロオリジナル曲を多くの人に聴いてもらうには、国内であればニコ動、海外においてもYouTubeが主流で、いずれにせよ動画によるマーケティングからは当分逃れられないでしょう。

 此処でも先に必要なもの一覧を。

  • 作成したオリジナル曲
  • 動画の背景に使用するイラスト・写真・動画素材
  • 動画編集ソフト

 動画にするからには、背景が黒一色、というのは面白くありませんよね。
 自分でイラストが描けない人は、「イラスト素材」「フリー素材」「動画素材」等で検索すると、各種素材サイトが出てきますので、そういった所の作品を利用させてもらうのが手っ取り早いです。ピアプロやPixivには、素材として利用できるファンアートが展示されている事もあります。
 いずれにせよ、利用規約には十分注意して利用しましょう。著作権を気にせず使える写真素材サイトのリンク集を作っていますので、此方も参考に。

 動画編集ソフトは、パソコンにプリインストールされているものでも構いません。しかし、

  • ダイナミックな編集を行いたい
  • かっこいい文字を入れたい
  • 綺麗な画質で投稿したい

といった場合は、動画編集ソフトではなくAviUtl等の動画制作ソフトを利用した方が良いでしょう。ちなみに、AviUtlはフリーソフトです。

その他あると便利なもの

 私の場合はワイヤレスのキーボード&マウスでした。

 電池消費も少なく、なによりただでさえごちゃごちゃしがちなケーブル周りがすっきりするのでおすすめです。

まとめ

 以上、ごく簡単にですが「ボカロPがやっていること」をまとめました。
 詳しい手順などを一つ一つ解説すると記事がどこまでも長くなってしまうので、わからなかった項目や気になった事は検索してみてください。ボカロ関連の情報はとてもたくさんあるので、必ず見つかるはずです。

 「ニコ動にオリジナル曲をアップするのって大変なんだなあ」「ボカロを使うのはお金がかかるなあ」と思いましたか? 始めのうちは覚える事がたくさんありますが、慣れると楽しいので是非この機会に。
 ボカロが高くて買えない、という人には、UTAUを使うという手もあります。使用感は全然違いますが、慣れればボカロよりも音を弄りやすいです。

 ただ、覚える事はUTAUの方が多いので「手軽な制作環境を手に入れたい!」という人にはボカロ+DAWをおすすめします。時間と手間はお金でどうにかできるもの…。

 それでは良い歌唱合成ライフを。