舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- 観劇レポート
2月17日マチネを観てきました。
ログボは骨喰でした。
感想は思い出したらぼちぼち増えます。
Contents
総評
- 演劇としては百点満点の出来
- 鯰尾推しとしてはもやっとした気持ちになる
- まさか時間遡行軍に推しができるとは思わなかった
今回は太閤左文字の回想も未回収、パンフレットは買ってあるけど読んでないというほぼノー予習での観劇でした。
以下、ネタバレ部分にはワンクッション置いていますが、ブラウザによってはそのまま見えてしまう場合がありますのでご注意ください。
チケットのお値段に見合うクオリティ
今回は正直「高いな…」と思ったのですが、あの会場、大道具、演出であれば納得です。
倍額出しても良いくらいです。
舞台セットについて
これまで見た事無いくらい大きいセットで凄かったです。
殆ど固定なのかと思っていたら四方ある内の一ヶ所だけは移動式になっていて、かなり多くの場面を実際のセット上で演じていました。
思ったよりも回転通路を使った演出は少なかったですね。
プロジェクションマッピング&録音を用いた映画の様なシーンはこれでもかとありましたが…。
会場の機構・設備について

概ね良かったです。女子トイレも回転が速いし、結構前方の席でしたが音の聞こえ方とかも大きすぎず。
少し席が狭いかな。
会場の回転はぐるぐる目が回る感じではありませんでしたが、回転中や音が大きい時は車がエンジンをふかしている時の様に揺れますね。
結構左の方だったので若干見切れるシーンもありましたが、舞台に近くてすぐそこまでまんばちゃんやや鯰尾が来てくれて良かったです。
ちょうど俳優さん達の目線の高さの位置で、序盤とか鯰尾が真ん前に立って真っ直ぐ此方を見る事もあり審神者は耐え切れず目を逸らした(オイ)。
ストーリーについて
まあよくもこんなの考えたなと。
間違いなくこれまでで一番練られてるし金がかかってますね(セットに)。
そう感心する一方で、今回の作品は天伝、无伝で前後編っぽい感じなので、要は前半だけでちょん切られてあまりスッキリまとまった感じはしないです。
真田丸の最後のシーン
LILIUM(リリー役:真田信繫)じゃん? と思ったら配信見てたフォロワーさん達もそう言っててワロタ。
また、尺の関係か早口が多くて時々台詞が聞き取り辛かったのが残念です。
あまり刀ステっぽくは無かった印象
末満さんっぽくはありましたが。
刀剣男士の設定やこれまでの刀ステの設定を活かして、全く予想もしないストーリー展開だったのは凄く良かったのですが、後述する通りキャラクターの掘り下げが今一つで、2.5次元っぽくは無かったのが一番の原因かと。
なんというか、全部が見せ場でどれも見せ場じゃないみたいな。
弥助がかなりの部分持ってったのもあるかも。
演出について
会場の特性を良く活かしていました。
と言いながら以下はそれ以外のリストアップ。
- 刀剣男士が並んだ時のライティング、色がそれぞれに合ってて、他のシーンには見られない彩度で綺麗でした
- 動く斜面を使ったシーンの立ち回りが凄かったです
- すごい量のドライアイスだ…
- 飛散防止シールド、前回よりもずっと改良されてほとんど気になりませんでした
真横向いた時に光が反射するくらい
キャラクターについて
刀剣男士
一期と清光の掘り下げは良かったと思います。
宗三も虚伝でやったし、新しい表情が見れて良かったですね。
ただ弥助登場により主役級の活躍を見せるまんばちゃんが居たり、なんか良く解らん理由で単独行動している太閤が居たり。
何よりただの「一期の弟枠」でしかなかった鯰尾と骨喰が二人が推しの審神者としては残念でしたね…。
とうらぶくんは絶対に鯰尾藤四郎の掘り下げをやるつもりは無いのか?
あれだけ逸話、諸説、という単語を出すなら秀頼と鯰尾の逸話についても触れてくれても良かったんじゃないでしょうか。
鯰尾と秀頼が再開したシーン、完全にジョ伝でソハヤノツルキに挨拶された長政ですよ。(意訳:なんか言う事無いんかい!)
鯰尾は夏の陣には出ないし、ほんとにこれで終わりなの?
刀ステで大坂城の話、鯰尾周辺クラスタなら本当に本当に楽しみにしてたと思うし自分も楽しみだったからすごいもにょる。演劇としては良く出来てたから「出来が悪いから仕方ない」で済ます事も出来ないのが逆に辛い
— Sophia / 星神智慧 (@CosmossoahC) February 18, 2021
いやなんか鯰尾はキャラ的に言わないだろとか覚えてないんじゃとかもわかるんだけどだったら誰かが「君も愛刀だったじゃーん」くらい言ってくれても良かったと思う…
— Sophia / 星神智慧 (@CosmossoahC) February 18, 2021
とりあえずこの話おしまい
まあ掘り下げが足りないと言うより、全体的に話(と動き)を熟すので手一杯、という感じなのでしょうか。
今回は刀剣男士同士での意見のぶつかり合いも無くて、そこが物足りなかったのかもです。
俳優さん達の小ネタは可愛かったです
太閤左文字劇場の時のまんばとずおが可愛かったです。
影遊びで猿の影を撫でようとするまんば、劇に割り込もうとするずお、それをまんばに阻止されてなんかわちゃわちゃしてる二人。
(なお反対側の清光と骨喰は真顔)
その他
- ひたすら一期役の本田さんの腰が心配でした
話によると2幕の単独での戦闘シーンが全カットされているらしいですね - 鯰尾は真剣必殺になると黒すぎてどこに居るかわからん
髪の毛を縛っていた跡があってウィッグ取り換えずに毎回結ってるのかと思うと胸熱 - 「クソジジイ」に対する「たぬきおやじ」ですかね
- 清光がひたすら御本人でびっくりした…ていうか顔が良い。顔が清光
- でも脱ぎっぷりはやっぱり鯰尾だね(?)
- 鯰尾が敬語を使っていないのは気になりました。虚伝とは別個体?
- 骨喰もジョ伝とは別個体なのかも? ジョの骨喰は長谷部の台詞から自分がいつ焼けたのかを知っている筈
- 清光が居ると「戦ジャンキー」とか、現代語の語彙が増えて楽しいですね
- 左文字兄弟が仲良くて何より
- ねえこれまんばちゃんだけじゃなくて清光の胃にも穴が開かない?
まんばと弥助の殺陣がたっぷりあったのは個人的には嬉しい気持ちもあるんですけどね。
時間遡行軍とか
阿吽
- 可愛い。吽形の方が特に
- 次の无伝にも出てきてくれそうな予感がしているので楽しみにしています
- てかお前らに一曲あるんかーい
弥助
割と正論っぽいのも多くて辛い…。
本能だからとかいう訳解らん理由で戦っているお前等とは違うのだ(意訳)とか、お前は失った事が無いからそんな事が言えるのだ、とか。
まあこの頃のまんばちゃんはまだ、ね…(そして太閤の意味深な発言に続く)。
気になった事
観客のマナーが悪い!
具体的に言うと、これだけTwitterでも会場でも会話は控えてくれって言われているのに喋り続けている人が多かったです。
自分は見に来れたから良い、マスクしてるから大丈夫、じゃないんですよ。
感染者が出たら、下手すれば刀ステという作品や出演してる俳優の役者人生まで潰してしまう事になります。
また、開演直前の携帯電話の電源確認のアナウンス後もスマホを弄っている人とか。
他の作品の舞台もたまに観ますが、やっぱり刀ステが一番マナーのなってない人が多いのでとても気になります。
ルールやマナーを守ってお互い気持ち良く観劇しましょう。
作品情報・資料集
公演情報
舞台『刀剣乱舞』公式サイト舞台『刀剣乱舞』公式サイト
映像
配信
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- 特設ページ|DMM TV2021年3月28日(日)に行われた舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-千秋楽公演をアーカイブ配信!
円盤

動画
【公演CM】舞台『刀剣乱舞』大坂冬の陣公演
【公演ダイジェスト】舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- Supported by くら寿司
書籍
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大坂冬の陣- 公演パンフレットA4サイズ/フルカラー