女
紅くその着物の色の様に
色付いた唇でささやくわ
あなたの心を惹きつけるため
少女はいつでもすまし顔よ
夜に舞う蝶は儚くて脆いけど
きっと刀よりも鋭い棘を持っているから
「独りでも戦っていける」なんて
嘘よ本当は寂しいの
あなたの愛が欲しくて
焦れったくて早く大人になりたくて
その少女はいつも紅い服を着るの
紅くその瞳の色の様に
あの娘の心は燃えているわ
庭に咲く花は柔らかく優しいけど
きっと氷よりも冷たい視線であなたを射抜く
「若いけどやるじゃん君」なんて
嘘よ煽てには乗らないの
あなたの声が切なくて
愛おしくていつも傍に居てほしくて
その少女はいつも涙を見せるの
それは妖しくきらめく炎
紅く燃える炎の様に
色付いた唇でささやくの
「私だけを見つめていて」
その瞳からは逃れられない
「独りでも戦っていける」なんて
嘘よ本当は寂しいの
あなたの愛が欲しくて
焦れったくて早く大人になりたくて
その少女はいつも紅い服を着るの
「若いけどやるじゃん君」なんて
嘘よ煽てには乗らないの
あなたの声が切なくて
愛おしくていつも傍に居てほしくて
その少女はいつも涙を見せるの
それは妖しくきらめく炎
それは妖しい女の心