Monster
胸の隙間に芽吹いた感情を
伝えたい>とまではいかなくても、解ってほしかった
植え付けた他人志向な正義を翳して
人々は疑問一つ抱かず暮らしてる
最初から微温湯の中 風邪などひかない
寂しさも水の温度に紛れて消えると?
飛び出したら最期?
乾いていく皮膚に刺さるは言葉
僕はもう要らない子?
目の前で捨てられる望んだ期待
この手の平に残った感触を
伝えたい>とまではいかなくても、知ってほしかった
何でもない日々を重ねるのがヒトの役目だと言うのなら
僕はそれをやめてしまおうと思う
身に付けた他人行儀な姿勢を盾に
人々は何を仮想敵とするのだろう
限られた椅子を取り合うレースの為に
失ったものの事を認めてくれるの?
埋もれてはいけない
教科書に躍る文字を追えば
飛び抜けてもいけない
目の前に張られるのは規制線
胸の隙間に芽吹いた感情を
叶えたい>とまでは言えないなら、殺してほしかった
君達は幸福になりたかっただけだと言うんだろう?
それは僕だって同じだと思う
見開かれた君の目の中に
僕の姿が一欠片も無いのなら
もう目を閉じてさよならグッバイ
矛盾だらけのこの世界も僕からも
この指先に掴んだ感覚を
伝えたい>とまではいかなくても、忘れたくなかった
何にもない日々で満たされるべきだと未だなお言うのなら
僕はどんな腕でも引こうと思う
胸の隙間に芽吹いた感情を
伝えたい>とまではいかなくても、解ってほしかった
何でもない友と呼ばれるのが僕の役目だと言うのなら
僕は僕をやめてしまおうと思う