骸
失笑ものの>名前をした
マンションの駐車場 出口は無いよ
響いた音は>谺も無く
薄暗い空気に>紛れて消えた
赤と白の>区別さえも/>付かない程の>錯乱
君と僕の>違いさえも/>受け入れたら
負けだと思った
滲んだ>明日も>染まった>昨日も
この僕に較べれば>確かに在る
歪んだ>顔にも>嗄らした>声にも
もう君の面影は>無い
時を越えて
失禁ものの>ホラー映画も
子供騙しに見える>光景達を
支配している>骸 それは
黴臭い灯で>世界を照らす
赤と黒の>区別さえも/>見えない程の>暗転
君と僕の>未来さえも/>塗り潰して
負けだと悟った
滲んだ>視界も>染まった>フロアも
その眼には透き通り>見渡せるの?
歪んだ>骨にも>渇いた>喉にも
もう僕の感情は>無い
人形>の様に>決まった>動きで
この世界の光を>闇に変える
そうして>いつしか>全てが>無の中/>へと
還るであろう時を
待ち続ける
肉と骨の>区別さえも/>付かない程の>犯行
君が僕の>想いさえも/>殺したから
全て悪いんだ
滲んだ>視界も>染まった>フロアも
その眼には透き通り>見渡せるの?
歪んだ>顔にも>嗄らした>声にも
もう君の面影は>無い
滲んだ>明日も>染まった>昨日も
この僕が作り出し>確かに在る
そうして>いつしか>全てが>無の中/>へと
還るであろう時を
待ち続ける