第3章:ドランクを訝しむジータちゃん

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  • 3583字

美少女談議

「……やっぱり今日のドランク、様子おかしくない?」
「そうか?」
 ジータの言葉に、フェリは同意しなかった。ドランクの事は自分の方が良く知っている、と言いたい訳ではない。ジータが変な妄想に取り憑かれて、おかしな事を言い出すのは日常茶飯事だからだ。
「絶対おかしいって! 剣を分解してる途中でおかしくなった!」
「ええ!? じゃああいつも、やっぱりあの変な札の影響を受けてるんじゃないか!?」
「いや~そこはジータちゃんの勘が違うって言ってるね」
「はあ……」
「ズバリ! 多分スツルムと何かあったのよ!」
 やれやれ、と首を振りつつも、フェリは話を聴いてやる。実際、作業の前にドランクはスツルムを追い出していたし。
「今回は煙草の臭いがしないから、禁煙してるのかなーと思ったのにラカムに貰ってるし! きっと二人の関係でストレスが溜まってるんだと思う」
「まあ、そうかもな……」
 フェリはそろそろめんどくさくなってきた。
「と、いう訳で、二人で二人の仲を取り持つわよ!」
「ああ、そうだな……って!?」
 うっかり相槌を打ってしまったことに気付き、フェリは長い髪を揺らして首を振る。
「いや、なんで私が? そういうのはルナールとやれば良いだろっ」
「ルナールは推しカプに対しては壁で居たいタイプなの! ていうかドラスツは私の推しカプだからルナール的には割とどうでも良いっぽいし」
「だからってなんで私なんだ~~」
「なんだかんだ言ってフェリはドランクと仲良いじゃん!?」
「ふふふ。ジータとフェリちゃん、楽しそうですね」
「そうだな。あまり見ない方が良いと思うぞ」
 ルリアはカタリナに連れられて食堂を出て行く。そしてジータは、逆にドランクとアオイドスに仲を取り持たれようとしている事など、知る由も無いのだった。


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