第5章:7days

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  • 3111字

六日目 朝

「明日の昼には着くのか」
「そうだな」
「二人で過ごすお休み、今日までなんだね」
「別に一週間くらいの休み、これまでも時々あっただろ」
「このくらい長く空くと、スツルム殿は一人で仕事しに行っちゃうじゃない。それに、艇の上だとちょっと特別な感じしない?」
「別に……」
「そっか……」
「寧ろお前が倒れてあたしは肝が冷えた。たまたま医者が乗り合わせてたから良かったものの」
「それは本当にごめんね。でも…………」
「ん?」
「…………いや、なんでもない。ありがとう」
「?」

六日目 昼

「いよいよ暇だね」
「あと一日だ」
「そうだけど。スツルム殿は気が向いた時しかお喋りしてくれないし。もっと二人で出来る事がしたかったな。仕事以外で」
「……別に仕事が無くても一緒に居てやっても良いぞ」
「ほんと? 史跡に興味出てきた?」
「いやそれはない」
「そっか……」

六日目 夜

「あの島に心残りあるだろ」
「一応見たい史跡があったからね。でも、何年かしたらまた行くよ。生きていればだけど」
「…………」
「傭兵やってる以上、いつ死んでもおかしくないからね」
「……生きてる間に、また連れてってやる」


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