G 2931字その男は風のように/こう見えて甘党 暴風を引き起こす星晶獣への対応を依頼されたジータ達。 スツルム&ドランクと、組織を引退して仲良くお菓子屋を営んでいたベアトリクスとユーステスを助っ人に呼んでいざ、出発! 前半がラカムの話で後半がユーステスの話。
G 7230字とてもお怒りのジータちゃん 「はーっ、はーっ」 「落ち着いたか?」 「落ち着いた」 呼吸は荒ぶっているが、バレンティンに組み敷かれたベアトリクスはそう答えた。剣を振り回すだけあって力が強くて、結局駆けつけたバレンティンが盾にな
G 6894字♥ 2うっかり見られちゃうジータちゃん 「『ベス』……?」 スツルムが立ち止まり、怪訝な顔をした。 「エリザベス」 俺は二人が消えた方角を睨んだまま、教えてやる。 「ベアトリクスの姉の名だ」 つまり、ドランクの本来の許嫁の名だ。ベアト
G 5476字思わぬ邪魔が入ったジータちゃん 「もう一本いるか?」 貰った一本を吸い終わり、殻を空の底に捨てた時、背後から声がかかった。 「いや、いいよ。話には付き合うけど」 振り返り、手すりに背を預ければ、ラカムは苦笑する。一本取り出して火
G 3583字♥ 3ドランクを訝しむジータちゃん 本編 「しっかし、まさか量産品だったとはなあ……」 ラカムがそう呟いた。 僕達は例の短剣の生産地の島へと降り立った。そこで目にしたのは、全く同じ形の短剣を腰に提げた人達。地元の人の話によれば、島の
G 3517字♥ 2ラカムの恋路を応援する会 ラカムはグランサイファーの甲板から、次の目的地である島を眺めていた。停泊中の島よりも高い高度にあるそれは、裏側のゴツゴツとした岩場を僕達に向けている。 「やあ」 声をかけると、煙草を咥えたまま振り
G 11159字♥ 9ドランクと許婚を見守るジータちゃん 登場人物 ジータちゃん何を食べたらそんなにおかしな子に育つんだろうねえ ルリア何を食べたらそんなに良い子に育つんだろうねえ ラカム常識人 ドランク何考えてるのか良く解らない スツルムドランクの保護者