プラネタリウム
羽ばたき方を忘れた
小鳥達の戯れの
唇から零れた
愛の言葉を拾い上げた
貴方と見上げた
想い出以上の何物でもないけど
落ちてしまいそうだと錯覚した
いつか見た満天の星を
その中に見た
確かにあった
既に恋には落ちていたんだ
歌い方を忘れた
歌姫は弄れに
一人だけに捧げて
幸の響きを思い出した
いつか醒める夢だと錯乱して
繰り返し握ったその手を
握り返した
確かにあった
一人の道でやっと気付いた
消えていく灯りの中残る
共に見た三日月の形
互いに浮かべ
確かにあった
熱をこの手に繋ぎ留めた
落ちてしまいそうだと錯覚した
いつか見た満天の星を
その中に見た
確かにあった
既に恋には落ちていたんだ