ruine
鮮やかに崩れる町
色褪せた空から降る
雨は冷たく優しく私を包んで
其処から動けなくしていた
もう飽き飽きしていたの
貴方の愛の言葉にも
ワンパターンな日々は
私の思考停めるから
変化が欲しくて 唯それだけ
貴方の手を振り解いた
振り向けばもう其処に
貴方は…
華やかに壊れる時
青白い頬に落ちる
涙は雨と静かに混じって流れる
こんなに冷たいものだなんて
気付きたくなかったの
二人の本音、真実に
惰性で止まれなかった
だから走ったら転んだ
こう成る筈では無かったのに
中途半端な願いは
裏目に出るって事
知ったわ…
艶やかに滅びるなら
まだ私堪えられたわ
こんな終わりは貴方も侘し過ぎるでしょ
時間を戻す術は無いの?
愛せなくなったんじゃない
置き去りにした訳じゃない
唯 貴方がそんなに想っていた事
私が知らなかっただけで
鮮やかに崩れる町
色褪せた空に向かい
私なりの色で描いたら貴方は
気付いて戻ってきてくれる?