sarcasm
罅割れたこの大地を
潤すのが君の涙なら
其処に咲く小さな花を
踏んで歩くのは僕なんだろう
この世界に正しい事なんて見当たらなくて
間違った感情を僕達は
そうと知りながら翳し続けている
誰か僕達を見ているのなら
僕はいいからどうか愛しい人だけでも
連れて行って下さい 此処ではない何処かへ
誰も運命を信じなくても
僕はあの時君に偶然出逢ったんだ
だから待ち続けよう 君が助かるその日を
忘れないあの言葉を
壊れたのが君の心なら
其処に空く大きな穴を
埋めるべき者も僕しか居ない
この宇宙は綺麗な物だけで出来てはいない
踏み外した道だと僕達は
知りながらも只歩き続けている
夢は何時だって温かいから
僕は時々そこから出たくなくなるけど
思い出させて下さい 現実に居る君を
誰か僕達を弄ぶなら
心ごと操ってくれたら良かったのに
思い出したくもない 棄てられない罪さえ
誰か僕達を見ているのなら
僕はいいからどうか愛しい人だけでも
連れて行って下さい 此処ではない何処かへ
離れる寂しさも共に居る辛さよりは
きっと堪えられる筈だから
誰も神様を信じなくても
僕はあの時君を確かに傷付けたんだ
だから背負い続ける 永久に伸し掛かる罰を
君が僕の事を赦すのなら
誰か僕の分の幸せを君の為に
使ってあげて下さい 僕はそれでいいから
誰かが僕達を壊すのなら
命ごと葬ってくれたら良かったのに
思い出したくもない 忘れられない言葉も