シュレディンガーの戀
君がいつか蓋を開ける時
知る事になるだろう
まだ今は不確定な道
そのままにしておいて
後ろ向きな姿勢が嫌いで
共には生きられない
この世界と君の世界には
越えられない壁がある
けど在るままで居て
全てよそのままで
伝えれば消えてしまうから
見抜けない冗談も
選べない真実も
全部信じて、否定して
終わりある幸など要らない
君が>誰を好いていようと
僕が何を想おうと
箱に詰めたら埋めるだけ
音の無い世界へ往くまで
煮え切らない態度が嫌いで
何にもあげられない
向きのずれた二つの照準
合わせるのはいつも僕
けど合わないでいて
此方には来ないで
解れば潰えてしまうから
片側の苦しみが
均衡を崩すなら
僕は両眼を抉ろう
この終わり方なら本望だ
君が>誰を傷付けようと
僕が何を壊そうとも
一番だけは変わらない
終わりより先があるとしても
笑ってよ
嘲笑で構わない
それが僕の糧だ
愛している
一つだけ望むなら
あの言葉をもう一度
全部信じた 心から
「きっと好い事がある」って
その時はまだ来ない
嘘か>真か決められない
僕の想いも同じなんだ
だから訊かないでいてくれ
音の無い世界へ往くまで