snow
砕けた世界へ降りていく
降りていく
君の為に流したものは
何であっただろうか
吹き荒ぶ足音>に怯えてばかりの
僕の溜息など>取るにも足らない?
聴こえている筈の>この距離 意外に
「孤独だ」と呟く>声すら掻き消して
見付からない解を探す
冒険が作業に変わったその日から
誰もが言葉を捨てる
感情に汚い名前を付けるから
砕けた世界へ降りていく
降りていく
君の為に流したものは
何であっただろうか
優しくなりたいと思った
誰の為?
問いかける人など居ない
下がり続ける温度
別れを口走る>その度悔やんでも
離れたその手と手 元には戻せない
震えている心>揺さぶるだけなら
僕にも出来るけど>それでは意味が無い
間違いなく言える事は
人生は儚く終わりを待っている
誰もが同じ思いで
彷徨っている事気付いて 気付いて
弾けた瞬間だけ見える
逃さないで
君の為に出来ることは
そう多くはないから
綺麗でありたいと思った
それすらも
初めから間違っていると
存在自体が云う
砕けた世界へ降りていく
降りていく
既に汚された世界なら
積もる罪も無いかな
優しくなりたいと思った
君の為
温める事も出来ない
そんな僕でも
砕けた世界へ降りていく
降りていく
君の為に流したものは
何であっただろうか
寄り添っていたいと思った
君の胸
その音が聴こえたのなら
もう悔やんだりしない