青い時代
放課後の
僕は
謝る言葉 目を丸くする君
揺れたのは
椅子が
掴まれた肩 告げられた始まり
ちぐはぐだって
伸ばした指を
厚い掌に寄せる期待と
不安ごと抱えて連れて行って、なんて
都合が良すぎるだろう、「ごめん」
非力さを嘆いた
細いこの指に寄せる唇
明日また此処で「続けよう」
夢を見ている様だ
とても罪深い青い時代
帰り道
君は
見失う道 自分を重ねた
「強い子」だって
語らない背を
僕を押し潰す淡い期待を
憎む日々を明日も「続けよう」
諦めていただけなんだ、「ごめん」
君に夢を見ていた
黒い瞳が絡め取っていく
真実の糸に身を任せ
今は二人重なる全て
似た者同士の青い時代
厚い掌に寄せる期待と
不安ごと抱えて連れて行って、なんて
都合が良すぎるだろう、「ごめん」
非力さを嘆いた
細いこの指に寄せる唇
明日また此処で「続けよう」
夢を見ている様だ
とても罪深い青い時代