two
あの日遠くに見えた君の姿
紅く夕焼けに染まった空から雨が一粒落ちて
歌えないのなら心の中だけでもいいさ
俺は寛大だから君のすることに文句を言ったりはしない
ヒラヒラリと蝶が君の手の中に舞い降りた
それは僕 無防備にも弱点を目の前に晒して
あの日遠くに見えた君の姿
夏の日の陽炎のように解けていった季節外れの雪よ
薔薇は暖かい所にしか咲けないのさ
君の優しさで包んでくれたらきっと冬でも蕾開くはず
ヒラヒラリと蒼い空から落ちてくる毎に
それは僕 天界から堕とされた堕天使となって
まだそれでも君の元に
居ようとする
諦めの悪い男さ 俺は
早く君も逃げた方が良いよ
あの日遠くに見えた君の姿
紅く夕焼けに染まった空から雨が一粒落ちて
歌えないのなら心の中だけでもいいさ
俺は寛大だから君のすることに文句を言ったりはしない
あの日遠くに見えた君の姿
夏の日の陽炎のように解けていった季節外れの雪よ
ヒラヒラリと蒼い空から落ちてくる毎に
それは僕 天界から堕とされた堕天使となって
諦めの悪い男さ 俺は
どんなに寛大でも君の幻だけは離さない