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雪が舞う それを眼で追う
速いようで ゆっくりで 気が付けば溶けた後
心まで 掠われるみたい
見えない欲望に駆り立てられて
ただ紙に針で穴を開けるように
この一面白い世界に
私という色を撒き散らしていたい
駆け抜けた 少女時代に
戻れるなら もう一度 貴方に恋をして
心まで 掠われてみたい
腐った感情に押し流されて
情熱を失ったこの世界を
白く覆ってる心の雪
私の持つ熱で解かしていきたいよ
ほら景色の向こうに見えた残像は
美しい遠い夏の日の想い出
雪が降り いつか積もって
私達の 醜さが 隠れてしまえばいい
明日まで 掠われたくない
花が散る その季節まで
速いようで ゆっくりで 気が付けば過ぎた後
時間も 私色にしたい