YURERU
最近のテレビは切れる時ブツンと音がしなくなった
ただパソコンのファンの音が僕の部屋に響いていた
この国では道路の舗装と電気自動車がオクれてて
今日も裏の国道のトラックが家を揺らしていた
展望台に登った事がある
風に揺れていたフロアは錯覚だろうか
ゴミまみれの街と汚された海しか見えないのに
塔を建てるとか馬鹿じゃない
そこに登るのも馬鹿じゃない
中坊の時工場の裏で修羅場を見た事がある
喧嘩しながら二人はずっと離れようとしなかった
揺れる心を僕は知っている
君に揺れていた昔は幻覚だろうか
共に居ても辛い目とか痛い目しか見れないのに
捨てられないとか馬鹿じゃない
捨ててしまうのも馬鹿じゃない
この僕には言葉の整理と想いの固定が出来なくて
今日も君の思わせ振りな素振りがほら、揺らしている
揺れる心を僕は持っている
君に揺れていた心は本物だからね
君と居ても辛い目とか痛い目しか見れないのに
捨てられないのも普通でしょ
僕のテレビは音を立てる